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2015年12月27日(日) 雪景色を求める旅(2)


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2015年12月27日(日)10時57分 群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽 JR土合駅付近




これだけの雪を肌で感じたのは、久しぶりですね。
恐らく、数年前の正月に山形方面へ行った以来ですかね。





駅前に戻ってきましたが、乗車の時間まではあと50分間もあります。
流石に、この雪の中を何十分もいたら、凍死してしまうかもしれません。
はて、どうしたものかと思っていたところ・・・





駅のすぐそばに、何やら大きめの建物を見つけました。





それは、「谷川岳ドライブイン」とのこと。
ドライブインということは、食事ができる店があるかもしれない。ちょうどいい!
という事で、建物に入ってみました。

予想通り、中には土産物屋や飲食店が入っており、道の駅並みの設備が整っています。
土合駅って、秘境にあるようなイメージがあったけど(実際そうですが)、ドライブインがあるのは素晴らしい!
今後、雪が見たくなったらまたこの駅に気軽に来られそうですね。





飲食店に入り、カレーライスを注文。
この大雪の山奥で、暖かいカレーライスを食べる事ができるとは・・・。
便利な世の中になったものですなぁ。

店にはステーキなどのガッツリ系の食事もありましたが、先ほどからお菓子をちょくちょく食べたりしているので、それほどお腹は空いていませんでした。
今度来るときは、ここのステーキも味わってみたいものですね。





思いがけずきちんとした食事を摂ることができ、心身ともに全快したところで、駅へ向かいます。





駅のすぐそばにある、バスの待合所。
上越線の本数が少ない分、ここから水上へバスが出ているようですが・・・
この待合所で待っていたくは無いなぁ。冬以外ならともかく。
大雪の中、時間通りに来てくれるかも疑問だし。





やはり鉄道が確実ということで、駅へ戻ります。





ようこそ日本一のモグラえき 土合へ

「日本一」と自称するに足る、特殊な構造をもった土合駅ですね。





さて、これから乗車するのは上越線下りの列車です。
という事は・・・





この階段を今度は下るという事。
登りよりは遥かに労力的にマシではありますが、足を滑らせないようゆっくりと一段一段進みます。





無事にホームに到着。
この頭上に100m以上の山が積み重なっていると想像すると、少し不安を感じてもしまいますね。
他の駅には無い、駅の特異な構造と、地底の独特な雰囲気が味わえる土合駅でした。

横浜駅から4時間ほどと、割と気軽に来る事ができるので、今後もまた遊びに来ると思います。





しばらくしてやってきた、新潟方面行きの列車。
乗車して数分間は、新清水トンネルをひたすら走ります。そして・・・





トンネルを抜けると、確かに雪国だったが、さっきまでの方が雪は強かった(事実をありのまま表現)。





新潟側県境の駅、土樽(つちたる)駅。
小説「雪国」に登場する、雪国で始めに停車するのが、この土樽駅(当時は信号場)だったとのことです。





新潟も雪は降り積もっており、鉄道以外では容易に来られない秘境感を漂わせています。。

その後、列車は1時間半程かけて、新潟の山中から平野部までを走っていきました。





この列車の終点に到着しました。





新潟県の長岡駅に到着。
上越線は、この一つ前の宮内駅で終着なのですが、今後の完乗を楽にするため、長岡まで乗っておきました。





この長岡は、見てのとおり雪が全く無い!
先ほどまで、あれだけの雪を目の当たりにしていたのが嘘のようです。
同じ新潟であっても、地域によって降り方にだいぶ差があるのですね。





駅の外を眺めても・・・やっぱり雪が全く無い!





さて、今日は日帰り普通列車の旅という事で、昼過ぎである今から引き返し、帰宅の旅を始めます。





列車は、再び県境の地域を通って水上駅まで行きます。
ただし、今回は途中の駅で下車します。





長岡から戻ること79分後、途中の越後湯沢駅に到着しました。





この辺は、見ての通り雪深い地域です。
あぁ、やっぱり雪が降っていたのは夢じゃなかったんですよね。





土合駅に勝るとも劣らない積雪。
湯沢は昔から、豪雪地帯としてもしられ、この日もスキー客と思しき人が沢山訪れていました。





ホームから改札を出て、駅の外に出ます。





ようこそ 
越後湯沢温泉 へ

ここ湯沢は有数の温泉郷で昔から栄え、かの川端康成も逗留していたことでも知られています。





越後湯沢駅も、土合駅に負けないほどの雪。
温泉郷には、雪の風景がよく似合うものですね。





さて、今日はここから徒歩にて1.8km離れたガーラ湯沢」まで行く予定でしたが・・・
流石にこの雪で歩くのは無理!

という事で、無理をしない私は健全にタクシーを利用。
この区間、天候さえ良ければ軽い運動がてらに歩くにはちょうどいいので、次回はぜひそうしようと思います。





越後湯沢駅から、ものの10分もせずにガーラ湯沢」に到着。





タクシーではあるものの、8ヶ月越しに実現した、ガーラ湯沢」への到達。
もちろん、鉄道乗車をしないと意味が無いので、帰路はきちんと乗車します。





ガーラ湯沢」は、JRガーラ湯沢駅から直結しているスキー場です。
特筆すべきは、東京から新幹線利用で75分で着くことができるという、アクセスの良さです。
スキー場は、当然ながら雪山で行うものですから、都心からも最寄駅からも遠いのが相場だったのですが、その常識を覆したのがこの「
ガーラ湯沢」だったわけです。

この「
ガーラ湯沢」、実は鉄道の面で見ると、難解な場所でもあったりします。
ガーラ湯沢駅には上越新幹線の車両が直結しているのですが、当駅は正確には上越線の支線扱いです。
つまり、越後湯沢ーガーラ湯沢間は、法規上は在来線なのです。
しかし、特急列車しか走っていないため、青春18きっぷで乗車することはできません。

そんな特殊な区間を、後ほどきちんと乗りつぶす事にします。





駅の入口前には、バス等の車がひっきりなしに到着や発車しており、スキー場の盛況振りを表しています。

あまり外にいても寒いだけなので、中に入ります。





ガーラ湯沢駅からの運賃表。
ここから越後湯沢駅へ乗車するには、240円の別料金を払う必要があります。
・・・まぁ、さっき乗ってきたタクシーが1,000円程かかっているので、それよりは大分安いですよね。





駅の改札。
列車の時間が来るまで改札を開けてくれないという、地方ローカル駅のような管理体制です。





スキー場内の建物から新幹線が直結しているって、確かに凄いことですよね。
近年では利用客も再び増加してきたそうですし、娯楽において利便性というのは、重要な要素ですね。





建物の別の出口から、外へ出てみます。





目の前には、山頂へ向かうゴンドラリフト。
乗ってみたい所ですが、雪用の装備をしていない私が行っても、冷やかしに思われそうなので、やめておきます。





建物内には、スキーやスノボの道具をレンタルしたり、保管をしておいたりする場所がきちんと確保されており、徹底的に利便性を追求した設備が整っています。
もちろん、暖房も充分に効いており、非常に快適です。





そんな快適な環境のなか、スキー客を横目に、売店でアイスを購入して食します。
うむ、やはりアイスは冬に食べるのが一番旨いですな。
スキー場に来ているのに、スキーと全く関わらない優越感(というか場違い感)は、なかなか味わえないものがありますね。

イスに座ってくつろいだ後、そろそろ出発が近づいてきたので、切符を購入します。





越後湯沢行きの切符(普通乗車券140円+在来線特急券100円)。
この区間を乗車するために、8ヶ月待ったと思うと、今日無事に乗りつぶせてホッとしますね。





出発15分前となり、改札が開きます。
しかし、見ての通り多くのスキー客の帰りと重なるため、多少の順番待ちとなります。





ガーラ湯沢駅、新幹線の路線。





スキー客の中には、スキー用具を持っていない人も多く見かけます。
まぁ、荷物を沢山持って交通機関に乗るのも、かなり疲れそうですからね。
金はかかるけど、スキー場でレンタルもできるわけだし。





やっとおさめる事ができた、ガーラ湯沢駅の駅名標。
毎年、12月中旬頃~5月上旬頃までしか開業していないため、完乗する際には注意が必要です(私のように)。





乗車するのは、Maxたにがわ号。





Max号は、全車2階建ての新幹線の車両です。





2階席から見る景色は格別に良いものがあるのですが、あと5年程で運用終了となる予定です。





ガーラ湯沢駅のどん詰まり方面。





雪の中、たった1駅1.8kmの新幹線の旅(だけど在来線)が始まります。





木々はもちろん、鉄道の施設にも雪が厚く積もっています。





240円で新幹線車両に乗車できるという、特別な旅はわずか3分間で終わってしまいました。





再び、越後湯沢駅。
本当はこのまま東京まで帰れれば楽で良いのですが、今は18きっぷの旅の途中。そういう訳にも行きません。





越後湯沢駅を去っていく、Maxたにがわ。
新潟方面は何かと行く機会が多いので、時おり新幹線にもお世話になることでしょう。





再び、越後湯沢駅前。
相変わらず雪は降り続いています。

そろそろ夕方となり日も沈むので、雪景色も見えなくなってしまうでしょう。
しかし今日は1日、たっぷりと雪景色を堪能できました。
さらに、因縁のガーラ湯沢」へ行く事もでき、完乗の面からも充実した日となりました。





旅の目的を果たしたので、ここからはひたすら帰宅への旅路を急ぎます。





越後湯沢駅の在来線ホーム。





ここからは上越線上り線に乗車し、水上駅まで行きます。





40分後、群馬側の水上駅まで戻ってきました。
途中、先ほどの清水トンネルや土合駅も通ってきたのですが、日没後で暗いため、写真は撮れませんでした。





水上駅ホーム。
ここまで来ると、雪は大分少なくなってきました。





それでもこの付近は、朝よりは積雪が深くなっています。
この時間は、雪が止んでいるようです。





水上駅からは、高崎行きの列車に乗車します。





高崎駅からは、すぐに次の列車に乗り継ぎます。





(旅日記上は)あっという間に横浜駅に到着。

越後湯沢駅からは在来線で約4時間半。
青春18きっぷ利用なら、2,370円で日帰り旅行ができる「雪国」。
皆さんも、雪が見たくなったら、ぜひお出でください。





という訳で、無事に雪を思う存分眺めて帰ってきました。
朝方の不意の遭遇があったときはどうなるかと思いましたが、非常に充実した1日でした。

さて、今年は明日が仕事納め。
あさっての日中に、またもや日帰りの旅行を予定しています。
こちらは、今日の旅と比べると少し地味かもしれませんが、乗りつぶしの旅には必要な行程です。

今年もあと4日。
乗るべき路線をしっかりと乗っておき、完乗開始の記念すべき年を締めくくろうと思います。





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