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2016年1月10日(日) 土讃・予土・予讃線の旅(2)


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2016年1月10日(日)13時56分



土讃線の終着駅、窪川駅に到着しました。
土讃線は、スイッチバックの坪尻・新改駅を始めとして、様々な名物駅が揃った、質の高い路線だったと実感します。





ここ窪川駅からは、第三セクターの土佐くろしお鉄道が接続しています。
正確に言うと・・・





JR線はここ窪川駅で盲腸路線となっており、隣の若井駅に行くには、土佐くろしお鉄道に210円を払って乗る必要があります。
さらに、その若井駅から向こうは再びJR予土線が接続しているという形です。
つまり、たった一駅の接続のために210円を払わなければならないということです。
さらに言うと予土線の列車は、運行上はここ窪川駅からほぼそのまま予土線に直通運転しています。
という事は、JR線に乗車していたはずが、いつの間にか210円の追加料金を徴収されているということです。

まぁ、何というかここまでくるとボロい商売だという他ないですね。
元々は旧国鉄時代の中村線が三セク化して今の形になったようで、そういう点では杓子定規で路線を譲り渡せば、この一駅間は他社路線ということなのでしょうけど・・・。
納得はいかない感じですよね。
もちろん、私は納得いかなくても料金はきちんと払って正しく乗車しますけどね(当たり前か)。





そんな特殊な運賃事情にもやもやしながら、駅の改札に向かいます。
・・・と、その時、





駅の通路で見つけた、青春18きっぷの今季ポスター。


一生来なかったかもしれない場所に、
いま来ています。

その一瞬が一生の思い出になる。



おぉ~、いいですね。
駅の情景もさることながら、シンプルかつ心に響くキャッチフレーズ。
私が旅に求めているのは、こういう気持ちなんですよね。
是非、この駅にも行ってみたいものですね。

ところで、これはどこの駅なんだろうか?


 
土讃線 坪尻駅


!!

坪尻駅って、今朝通ってきたじゃないすか!やだー!



まさか、そんなにタイムリーな話題になっている駅だとは知らなかった・・・。
この旅を企画した頃にこのポスターを見ていたら、坪尻駅で下車する計画を間違いなく立てていただろうなぁ。

決定。
坪尻駅は、いつか必ず下車して思う存分、散策する!



こうして、私の旅計画の目的地候補記録にまた一つ、リベンジすべき場所が刻まれたのでした。


さて、今後の話は置いといて、この駅でしておくことが一つあります。





それは、明日の分の「四国再発見早トクきっぷ」を購入しておくことです。
こちらのきっぷ、土曜休日のみではありますが、四国内のJR線やJR四国バスの路線バス、さらには土佐くろしお鉄道線の窪川~若井間(まさに今から有料で乗ろうとしている所ですけどね 怒)までが1日乗り放題になるというもの。
さらに、料金も2,060円と、青春18きっぷ1日分(2,370円)よりも安いという、優れものです。

じゃあ、四国の普通列車の旅はこれを買っておけばいいじゃんと思うのは、世の常。
しかし、このきっぷには大きな難点があるのです。それは、

・使用当日は購入不可。前日までに購入しなければならない。
・購入できるのは、JR四国の窓口等のみである


という事。
つまり、使用する前日までに何らかの手段で四国に到着していなければ、購入ができないということです。
なので、既に四国におり、1日分だけ乗り放題が足りないという今回のような場合にはうってつけのきっぷなのです。

この2つの難点のせいで、使用状況が限られてはしまいますが、それでも時季を選ばず土曜休日に使えるというのは、知っておいて損は無いと思います。
四国を訪れる際には、是非ご利用ください。





この窪川駅での待ち時間は、74分。
きっぷを買うなどの用をすませても、まだまだ時間はあります。
せっかくなので、駅の周りを散策することにします。
写真は、JR窪川駅の外観。





こちらは、土佐くろしお鉄道の窪川駅。
不当に?210円を徴収している会社でもあります。





駅の近くにある、やたらと立派な建物。





こちらは四万十町役場の建物だったようです。





近くの道路から川辺におりてみます。
この川、こう見えても清流といわれている四万十川の支流でもあります。


・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・・


特にやる事なし。散策レポート、以上。





駅周辺の散策を存分に堪能したところで、次なる列車に乗車します。
窪川駅からは、一駅だけ土佐くろしお鉄道の路線を通った後、JR予土線に直通して終点の宇和島まで向かいます。





予土線は前半、四万十川に沿って進みます。
清流が雄大に流れる様を堪能できます。













こちらは打井川駅。













土佐大正駅。

















十川(とおかわ)駅。
次の駅は、何やら名前が気になります。













半家駅名標。





半家駅概観。





は げ (Hage)・・・。







その後も四万十川の素晴らしい景色は続きます。
・・・とその時、川にかかる質素な橋。





・・・と、そこを通る車!
おぉ! 車でも渡れるのか!

調べてみると、これは沈下橋といい、洪水のときには沈んでしまうことを想定して作られた橋とのこと。
四万十川には、ここ以外にもいくつも沈下橋が存在するとのことです。
ちなみに写真は、長生沈下橋というらしいです。





その後も、四万十の流れとともに予土線の旅は続きます。





Hage駅の隣、江川崎駅。
ここでは、対向車との行き違いのため、数分間の停車時間があります。





江川崎駅の外観。





この駅には、
「ようこそ 日本一暑い駅へ 41.0℃」
の表示があります。
ここ高知県四万十市江川崎は、2013年8月13日に日本最高気温となる41.0℃を観測し、名実ともに日本一暑い場所として知られるようになったのです。
その際には連続4日間で40℃超えという、まさに日本とは思えない暑さが記録されました。

・・・と、そこまでは良かったのですが、それを受けて、住民が
「41℃プロジェクト」
という住民グループを立ち上げ日本一暑い町のPRに力を入れたとのことです。

いや、暑さ記録って、前面に押し出していくような良い事なの?
むしろ、観光客の立場からすれば、そんなに暑いところに行きたくなくなるって。交通の便も悪いし。





そんな日本一暑い町(物理的に)の住民の熱さ(妙な盛り上り的に)をよそに、今日の江川崎駅は静かな佇まいでした。
ちなみに訪れたこの時の気温は
9℃
まぁ、真冬だしこんなものですよね。





江川崎を出発して、列車は再び川と併走していきます。
この辺りから、四万十川の支流である広見川に沿う形で進みます。





またもや見えてきた、沈下橋。
ああ、知ってる。わざと沈下させて、流出を防いでいるんだよね。





しっかり流失しとるやないかい!

当然ではありますが、「絶対流失しないわけではない」、と。









列車はついに高知県側から愛媛県入りし、最初の駅である真土(まつち)駅に到着しました。
これで、わがJR完乗の旅は、四国全ての県に到達したことになります。





吉野生(よしのぶ)駅。













出目(いずめ)駅。





近永駅。





四万十川をメインとした景勝を巡りつつ、列車は終点の宇和島駅に到着しました。





宇和島駅名標。
予土線は隣の北宇和島駅までで、ここからは四国最長路線である予讃線(297.6km)が、高松駅までつづきます。
つまり、あとは予讃線を完乗すれば、即ち四国一周完了という所まで来た、という事です。
(実際には、まだ高徳線 高松ー徳島 が残っているので、四国完乗では無いのですけどね)





宇和島駅では71分間の待ち時間があるので、ホームを離れて改札の外まで行ってみます。





駅のどん詰まり方面。





宇和島駅ホーム概観。





駅の掲示物を見てみると、やたらとミカン的なキャラクターを多く目にします。





こいつは、愛媛県のゆるキャラ「みきゃん」。
見ての通りミカンの果実にミカンの葉、シッポはミカンの花。
何と、ゆるキャラグランプリでも最高2位を記録するなど、全国的にその名を知られています。
(ちなみに、その時の1位は『出世大名家康くん』。それ、実在の人物じゃねーか。)
2017年秋に行われる愛媛国体のイメージキャラクターでもあり、そのシンプルなデザインもあって、県民以外にも広く親しまれているキャラクターです。

ちなみに、私は初めて四国を訪れた際に、お土産屋のおばちゃんから進められて、みきゃんの顔のぬいぐるみを購入したことがあります。
当時は、ここまで人気のあるキャラとは思っていませんでしたが・・・。





宇和島駅改札の外に出てみます。





ここでも人気な、アンパンマンのキャラクター達。
新たに人気のゆるキャラに負けじと、既存のキャラクターも広報活動に余念がありません。





宇和島駅外観。
愛媛らしく、南国をイメージした雰囲気の駅です。

近くに色々と行ってみたい所はあるものの、冬の寒さに加えて列車の旅の疲労もあって、あまり体調が良くありません。
今後の旅に影響してはいけないので、列車の時間まで暖かい駅構内で待つことにします。





約1時間後、本日乗車する最後の列車である、松山行きの車両が入場してきました。





こちらの車両、「しまんトロッコ」とのこと。
どうやら観光列車らしく、本当ならトロッコに見立てた貨車がくっついているらしいです。





こんな感じ。
でも、今は冬だし夜だしで、当然ながらトロッコ車両はなく、気動車のみでの通常営業となっています。





観光列車の気動車とあって、座席は超ロングシート
その超ロングシートに座るのは、私を始めとした数名だけ。

広々として、いいんですけどね。どうせ窓から景色も見れないし。

列車は、トロッコを引かないまま走り始めました。


道中は、体調の悪さや疲れもあって、ずっと睡眠をとっていました。
おかげで、少しは具合も良くなってきました。





途中の八幡浜駅。
ここでは19分間の待ちあわせ

せっかくなので、改札の外に出てみました。





みかんとのまち八幡浜」
すげー大雑把な括りのまちだな~。





八幡浜駅前。





八幡浜駅ホームの様子。駅の探索レポート、以上。


数駅後の伊予大洲駅では、20分間の待ち合わせ
・・・さっき外に出たし、寒いし、具合悪いし、探索はもういいや。
就寝。





宇和島駅を出てから200分後、終点の松山駅にようやく到着しました。
外の景色が見れないから大分端折ってますが、結構長いこと乗車していたんですよ。





今日もたっぷり11時間程の乗車を終え、松山駅の外に出ます。





松山駅外観・・・って、ライトの色が何か怖いって。





夜の闇に不気味に浮かび上がる、松山駅。
もう少し、明かりの色に気を使っても良かったのではないだろうか。

ともかく、あまり観光する体力も無いので、早々にホテルに向かいます。
今日のホテルは、駅から徒歩3分ほどの所に予約しており、疲れた体には非常に助かるものがありました。





四国完乗の旅、2日目が終了。
ここまでは大きな事故無く、予定通りに旅は進んでいます。

明日は3日目であると同時に旅の最終日。
四国一周を達成するとともに、自宅まで帰りつかなければなりません。
もちろん、日程やきっぷの購入などもしっかり済ませているので、あとは決められたとおり旅を実行するとします。
まずは、疲れて不調となっている体をしっかりと休めて、明日に備えることにします。






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