本文へスキップ

鬼ヅモ同好会ホームページ本部

管理人:再生紙燃
E-mail.
mitsuruakuukan@yahoo.co.jp

JR完全乗車の旅JR complete

2015年10月2・3日(金・土) 夜行広島への旅(2)


JR完全乗車の旅 トップページへ

夜行広島への旅(1)へ



2015年10月3日(土)12時44分



列車は倉敷を出て72分後、終点の新見駅に到着しました。





新見駅名標。





新見市は、北は鳥取県、西は広島県に面している、まさに岡山県境の山間にある市です。
交通の面では、当駅から伯備線で引き続き日本海側に通じている他、姫路まで通じる姫新線の乗り換えが可能です。
さらに、近隣の駅からは、島根県の松江方面や、広島方面にも通じている、鉄道の要所でもあります。

今後、山陽・山陰地方を乗りつぶしする際には、何回も通ることになる駅です。





ここ新見市は、温泉と
ピオーネが有名とのこと。
・・・聞きなれない
ピオーネというのは看板を見ての通り、黒ぶどうの事らしいですね。
その独特の響きからか、新見と言えば
ピオーネ、というイメージが私の中で確立しつつあります。





当駅での乗り換え時間は16分間ほどしかないので、遅れないように次の列車へ向かいます。





次に乗車する芸備(げいび)線の列車が見えてきました。
正確に言うと、新見を出てしばらくは伯備線なのですが、途中の備中神代駅から芸備線に接続することになります。
芸備線は、その備中神代から広島まで通じる路線で、今日のこれから後半部分は、芸備線の乗車記録となります。





芸備線方面の時刻表。
1日にたった6本しかありません。
しかも、そのうち3本は途中の駅止まりなので、その先まで接続している列車は1日3本のみです。

・・・発車する列車の記載がほとんど無い時刻表、いわゆる「地獄表」というやつですね。
もちろん、今回の私はその「1日3本のみ」に上手く乗車できるよう予定を組んだので、今ここにいるのですけどね。





もはや、列車が接続すること自体が珍しい芸備線に乗車します。





今度は、西城川が時々車窓に現れます。





市岡駅。





芸備線は、山中を進んでいく路線です。
接続の関係で乗ること自体が難しい路線ですが、乗って損は無い景色が堪能できます。





矢神駅。









東城(とうじょう)駅。





備後八幡(びんごやわた)駅と、駅前の民家。





この辺りは当然のように非電化区間。
電柱が(ほとんど)無い景色を見ることができます。





都会の生活を離れ、時が止まったような山中の景色を眺めるのは、格別な癒しになりますね。
こんな所まで気軽に来られるのも、鉄道の旅ならではですよね。





その後も山間部のおだやかな風景が流れる中、貴重な芸備線の旅は続きました。





84分間の乗車の後、終点の備後落合駅に到着しました。





備後落合駅のホーム。





備後落合の駅舎概要。





駅舎からホームを望みます。





国鉄時代の、味のある駅名盤ですね。
まさに「時が止まっている」と実感できる雰囲気です。

なお、ここ備後落合駅は芸備線の途中駅ですが・・・





木次(きすき)線への乗り換え駅でもあります。
木次線も芸備線と同様に運行本数が少ないことでも知られます。
写真は日本海側の宍道(しんじ)まで行く列車なのですが、当駅から出る日本海側行き列車は1日2本のみです。
私は今こうして、1日2本しかないうちの1本を目の当たりにしているのです。

まぁ、レア度から判断するとあちらの列車に乗り込みたいのですが、そうすると本日中に広島に到着できず、悪魔のミサ参拝はおろか、明日中に関東まで帰れるかすら危うくなってしまいます。
過疎路線に乗車する際には、くれぐれもその後の旅日程と相談してから行うようにしましょう。





あまり時間が無いので、駅の外に出て入り口の写真のみを撮影します。
乗り換え時間は14分間あるのですが、なかなか来られない駅を色々と撮影していると、時間はあっという間に過ぎていきます。





備後落合駅からは、引き続き芸備線に乗車します。













途中の比婆山(ひばやま)駅。





山中ではあるものの、先ほどまでよりは平野が広がってきた感じですね。













当列車の終着駅、三次(みよし)駅に到着しました。





三次駅での接続は、たったの3分間。
ホームには、次に乗車する列車が既に待ち構えています。





三次駅では、ほとんど何もする間もなく、すぐに次の列車に乗り込みます。





かろうじえ押さえられた、三次の駅名標。
次に来るときは、もう少し散策したいものです。





窓が汚れているため、景色がくすんでしまっています・・・。





広島県を山中から平野へ駆け抜け、列車は本日の終着駅である広島に到着しました。





広島駅に無事到着。と同時に芸備線完乗完了。
悪魔のミサに余裕を持って間に合う時刻に着くことができました。





芸備線のどん詰まり。
完乗難易度が結構高い路線でしたが、この機に乗ることができて良かったです。





広島駅前の様子。
気持ちとしては、駅周辺を観光したいところです。
しかし、こうして広島に来たそもそもの理由は、聖飢魔Ⅱのミサを参拝するため。
タクシーにて会場へ向かいます。





3時間後、無事「全席死刑」をもって、悪魔のミサ終了。
地方の行く先々でミサに参加できるというのは初体験なので、新鮮で良いものです。

さて、これで本日の一通りのイベントを終了したわけですが、せっかく広島に来たので、宿への道を歩きながら、夜の広島観光をしようと思います。





まず、広島と言えば平和記念公園。





平和記念資料館はこの時刻では当然開いていないので、素通りします。





遠くに見える広島平和記念碑(原爆ドーム)。
夜中でも常に開放されているため、この時間でも人が多く行き来しています。





常に燃え続ける、原爆の火。





平和を祈る折鶴。
以前、何者かに燃やされたことでもニュースになっていましたね。





原爆ドーム全景。





右手に原爆ドーム。
左手には、アメリカ軍が原爆投下の際に目印とした相生橋が見えます。





間近からみるドーム。





原子爆弾は、この建物から700m程の場所で爆発したとのことですが、それだけの距離があっても建物がこれだけ破壊されてしまう威力があるというのは、恐ろしいものです。





ドーム側にある慰霊碑。

現在の広島がこれだけ大都市にまで復旧できたのも、多くの人々の多大なる尽力があってこそだったのでしょう。





平和記念公園を通り抜け、引き続き本日の宿へ向かいます。





なお、広島は路面電車が走る街としても知られています。
全国各地に点在する路面電車。こちらもいずれ完乗を目指すとしましょう。

さて、宿までの道は意外に遠く、ここからもまだ歩いて数十分かかりそうです。
その道すがら、遠くに見えてきたのは・・・





広島城です。
夜間でもライトアップされていて、良い画が撮れそうだったので、寄ってみることにしました。





城の周りは明かりで照らされているものの、人通りはほとんどありません。
つまり、誰にも邪魔されず、静かに、ゆっくりと城の観賞ができるというもの。





広島城外観。
もともとの広島城は戦国時代に築かれたものでしたが、1945年の原爆投下にて倒壊。
現在のものは、1958年以降に復元されたものであるとのことです。





城と、堀に移る逆さの城との二重の画。
この二重の姿が綺麗に見られるのも、夜間ライトアップがあるからこそでしょうね。





素人の私から見ても、美しさを感じさせる広島城でした。





ミサ会場から寄り道しながら歩くこと1時間半、ようやく宿に到着しました。
昨日の夜から乗り物で座ってばかりだったので、少しは運動をしないとね。
明日も、どうせ座りっぱなしになってしまうでしょうからね。





ホテルの部屋に入ると・・・ベッドが2つ!?
でも、料金は一人分です。
まぁ、あって困るものでないからいいか。部屋も広いし。

ちなみにこのホテルは広島駅の間近にあります。





その証拠に・・・何と部屋から新幹線のホームが見えます。
新幹線が見える部屋。鉄道乗りとしては、それだけでもこみ上げてくるものがありますね。

ともかく、完乗の旅をしつつ広島ミサを参拝するという、旅本来の目的は無事に達成できました。
あとは、明日一日かけて、自宅に戻るのみです。
明日は、少し寄り道はありつつも、基本的にはひたすら列車を乗り継いで、帰りを急ぐ一日となります。
今日にも増して沢山の列車に乗るので、それに備えて今日はもう寝るとします。






JR完全乗車の旅 トップページへ戻る

夜行広島への旅(1)へ

バナースペース

鬼ヅモ同好会

会長:「かつ」
副会長:「たか」
HP管理:「よね」こと私
結成:1994年頃
本格活動開始:1998年

inserted by FC2 system