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2015年10月2・3日(金・土) 夜行広島への旅(1)


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9月の北海道への大旅行、および大阪へのミサ参拝日帰り旅行から約1週間が経ちました。
旅の疲れが癒えてきたところで、今度は10月3日夜に広島にて行われる聖飢魔Ⅱの悪魔のミサへ参拝しに行きます。

広島訪問は、私の人生の中でも初めてのこと。
当然ながら、完乗の旅でも初めて訪れる場所となるので、道中を如何にして「寄り道」しながらミサ参拝を果たすか、様々計画を立てました。





まずは、秋限定で販売している「秋の乗り放題パス」を購入。
この切符は、毎年10月14日の鉄道の日(日本で初めて鉄道が開業した日)前後に販売されているもので、基本的な機能は青春18きっぷと同じです。
違いを挙げるなら、

・有効期間は連続した3日間。使用期間は、10月3日から10月18日。
・値段は7,710円(1日辺り2,570円。18きっぷよりやや割高)。

といった所。
この「連続した3日間」というのが、18きっぷと比べて制約となる部分。
土日に加えて休みを1日取れれば、きっぷの有効期間である3日間をフル活用できるのですが、なかなか休みが気楽に取れそうもないのも事実。
(しかも、使用期間は10月3日(土)からなので、この金曜日には使えないし・・・)
ただ、3日分のうち1日分諦めて、2日分を活用するだけでも、やり方によっては十分お釣りがくるほど、「全国どこでも乗り放題」というのは強力な条件なのも確か。

さぁて、どう使ったものかな・・・と考えに考えて、今回の旅の内容を決めました。
結論から言えば、乗り放題切符を2日分のみ使用する計画となりました。
1日分は捨ててしまうことになりますが、それでも通常料金よりは劇的に安くなります。
3日分使い切ることばかりにこだわると、旅の機会を失ってしまうと考え、2日間+αの旅に出ることにしました。





旅立ちは、10月2日(金)の午後10時過ぎ。
この日は1日休みを取ったのですが、業務が終わっていなかったので午前中のみ出勤しました。
その後、昼食で何故か大食いコンテストのような大喰らいをして満腹度105%程になり、昼から退勤しました。
喰い疲れのため3時間ほどの昼寝をして、一応は体調が整ったところで旅立ちとなりました。
胃腸がまだ少し疲れているけど、どうせこれからまた寝ることになるので、まぁ良しとしましょう。





向かうは、横浜駅近くの「横浜シティエアターミナル」。
以前にも紹介しましたが、横浜発着の高速バスが昼夜問わず行き来している、バス交通の玄関口です。





今回は、ここから22時40分の岡山・倉敷行きの夜行バスに乗り、岡山駅まで行きます。
広島は流石に遠く、明日の朝イチで横浜を在来線で出発したとしても、夜のミサの時間までに間に合いません。
そこで、夜行バスで途中の岡山まで行って、寄り道しながら夕方までに広島まで着こうという訳です。
大阪より西の方は関東から遠い上に、乗り放題切符も種類があまり無いため、こういう機会を最大限活かして、少しずつ乗りつぶしていく必要があるわけです。





長距離高速バスに乗るのは、約7年ぶりとなります。
(前回はまだ大阪在住で、神奈川の試験を受けに来た際に乗った時ですね)
岡山到着は翌朝7時20分頃なので、乗車時間は約9時間。
座りすぎにより臀部の痛みが出ないよう、祈ります。





それではいよいよ、岡山へ向けて夜行バスの旅、スタート。





今回、座席は3列シートの為、隣人とはある程度の距離が確保されています。
また、足元は見てのように足を伸ばせるだけのスペースがあります。
もちろん、4列シートも選択可ですが、値段が1,500円程しか変わらないし、何より明日・あさっても列車の旅があることを考えれば、疲労が溜まらない方を選択するのが良いでしょう。
学生時代とは違い、多少のお金には困ってないし。





ちなみに、もっとランクが上の個室パートの方々は、早くも就寝状態。
まぁ、私は個室でなくても3列シートで十分。





横浜駅付近から10分程で高速道路に乗り、一路西日本へ。
途中の休憩時間までは、車内の明かりはついたままです。





横浜出発から約1時間後、東名高速道の足柄サービスエリアに到着。
夜中のサービスエリアって、何かワクワクするような雰囲気があり、調子に乗って何か買い食いしたくもなりますが、夜食は体型維持の敵。きちんと自制します。





多少の休憩の後、バスに戻ります。
ここからは車内の照明が落とされ、睡眠タイムとなります。
まぁ、夜の高速道路を見ていても景色に変化が無いし、私も大人しく寝ることにします。

ー夜ー
イヤホンで音楽等を聴きながら、ウトウトと眠りにつきます。
長時間同じ部分を下にしていると痛むので、時おり寝返りをうちます。
・・・やっぱり、バスで寝るのって快適では無いなぁ。

それでも、昼間のドカ喰いの疲れもあってか、そこそこ睡眠が取れました。





朝7時15分、バスはほぼ予定通り、岡山駅に到着しました。
私自身の体調は・・・多少の疲れはありますが、大丈夫。
これから2日間の列車の旅を迎えるだけの体力は、ありそうです。





横浜から夜行バスにて一晩、無事に岡山駅に着きました。





岡山駅外観。

・・・ん? 駅前に変なヤツ(銅像)がいるぞ。





・・・何? この数十年前のアニメに出てきそうな番長的キャラは?
銅像の下に説明書きがあるので、読んでみます。


『第六高等学校は明治三十三年岡山市に創設され西暦二千年に創立百年を迎えた。
昭和二十五年廃校までの五十年間を操山で過ごした六高生の中から国家有為の人材を多く輩出した。
三年間の六稜生活は弊衣破帽、文武両道に励み、
時に街頭に出て校歌放吟することもったが「六高マン」の愛称で温かく見守られた。
ここに感謝の誠を捧げると共に二十一世紀に向かって日本の将来を背負って立つ君たち若人にこの像を贈る。

平成十二年三月 第六高等学校 同窓会 会長 木村睦男 撰文 京都教育大学 教授 谷口淳一 彫』


とのこと。
「第六高等学校」は現在の岡山大学の前身。平成12年(西暦2000年)に第六高等学校創立100周年を記念して、同校同窓会長であった元参議院議長の木村睦男氏が寄贈したものであるとか。
要は昔の第六高等学校生を銅像にしたようです。





さて、歴史を想わせる銅像は置いておくとして、ここ岡山駅から、本日の最終目的地である広島駅までの完乗の旅がスタートします。





まず乗車するのは、宇野線です。
スタートして早々、広島とは別方向へ出発する訳ですが、この盲腸路線もなかなか乗る機会が無いので、今回乗車しておきます。





昔懐かしいタイプの列車に乗車し、今回の完乗の旅、いざスタートです。





列車は途中、倉敷川や鴨川を横目に見ながら進みます。





今日は天気がよく、岡山の田園風景が綺麗に広がっている様子が見えます。
もともと、岡山は晴れが多い地方であることが知られていますが、今日もその傾向に違わぬ気候でした。





岡山駅を出発して44分後、宇野線終点の宇野駅に到着しました。





宇野駅名標。





宇野線のどん詰まり。





ホームから見た、宇野駅舎方向。

そもそも宇野駅は、瀬戸大橋ができる前に宇野ー高松間で運行していた「宇高連絡線」の接続駅として、大いに賑わっていた駅でした。
しかし、1988年に瀬戸大橋が開通して、本州・四国間の旅客や貨物の移動の中心が瀬戸大橋線になってからは、利用客が減少の一途をたどり、駅舎や運行本数が縮小しながら今に至る、ということだそうです。

栄える文化があれば、廃れる文化もある。
時代の大きな役割を終えた終着駅は、今では静かに地域の人たちの足を支えています。





そんな一時代の盛況が嘘のように静かな佇まいの宇野駅を後にします。





帰りも45分ほどかけて、岡山駅に帰ってきました。





岡山駅では約1時間の待ち時間があるので、今のうちに糖分をしっかりと補給しておきます。
本当はしっかりと食事したいところですが、高速バスを降りた後にきちんと摂ったためあまりお腹が空いていないので、このくらいに留めておきます。
今日はこれから夜に至るまで、空き時間がほとんど無く、食事は車内で済ませることになりそうです。

さて、栄養補給もしっかり行ったし、本格的な乗車の旅をスタートするとしましょう。





岡山駅前にある、桃太郎とゆかいな仲間たちの像。
桃太郎のルーツは全国あちこちにあり、物語の内容も諸説あるようです。
今日も桃太郎は、3体の仲間とともに、金の匂いをかぎ付けながら獲物を狙っているようです。





そんな奴等に成敗されてはかなわないので、早々に岡山を後にしようと思います。
まずは、短い吉備線を完乗してしまうことにします。





吉備線の旅、スタート!





42分後、終点の総社(そうじゃ)駅に到着しました。
吉備線の完乗完了! 途中の写真は無し!

・・・何かしら撮影しておけばよかった。





総社駅名標。





吉備線のどん詰まり。









ここから、いったん伯備線に乗り換え、倉敷駅まで向かいます。





こちらは10分程で倉敷駅に到着。
次の乗車時間は18分後なので、少し急ぎ目に駅周辺を撮影しに行きます。





倉 敷 駅





倉敷駅前の様子です。





駅前にあるからくり時計は、以前この地にあった倉敷チボリ公園の名残だそうです。
駅のこちら側はそれほど交通量が多くないのに、ロータリーが広めになっているのも、当時を思わせる感じですね。





駅そのものは好調だけど、駅前の栄枯盛衰が様々ある倉敷から、旅を再開します。





ここからは伯備線に乗車して、先ほどの総社までは引き返す形となり、そのまま伯備線に乗り続けることにします。





伯備線は、高梁川(たかはしがわ)を遡上する形で進行していきます。





















いやぁ、素晴らしい川の流れ。
伯備線はまさに高梁川とともに走っており、川の景色を存分に楽しむことができます。





途中の備中川面駅。

















井倉駅。
高梁川を見ながらの伯備線の旅は、終着駅近くまでつづきました。


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副会長:「たか」
HP管理:「よね」こと私
結成:1994年頃
本格活動開始:1998年

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