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JR完全乗車の旅JR complete

2015年2月21日(土) 首都圏周遊の旅(1)


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[旅の準備段階]

JR完全乗車(以下、『完乗』)を決意したものの、どこの何線から乗り始めたら良いものか、なかなか悩むもの。
とりあえずは本屋で時刻表を購入し、パラパラ眺めて情報収集。
「JRのトクトクきっぷ」のページを見ていると、JR東日本の「休日おでかけパス」なるものの存在を確認。
さらに詳しく調べてみると、これが完乗には結構使えることが判明。

詳細ページ
http://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?GoodsCd=2093

簡単に言うと、
・東京から半径約80km圏内が乗り降り自由になる
・毎週土日およびGWや夏休みなどの期間に使える
・1日2,670円。当日にも購入可能
というもの。1日あたりの値段は「青春18きっぷ」(1日2,370円)より割高なものの、1日単位での購入が可能で、かつ年中問わず週末に使えるという手軽さがウリ。
18きっぷは今週はまだ使用できないので、まずはこのきっぷを使っての身近な1日旅を実行することに決定。

以下、その記録。


[旅当日(2月21日)]

4時20分起床。電車乗りの朝は早い。
ちなみに、土日の休みのうち土曜日にしたのは、日曜日は完全な休みにして仕事に備えるということと、万が一電車の不通などで帰宅が不能になった場合でも、対応できる為。
今後の旅も、一部例外はありながらも、基本は土曜日の旅となりそうです。

ともかく、支度をしてJRの駅へ向けて出発。
向かったのは、朝6時の桜木町駅。



完乗の旅出発の地を桜木町駅にした理由は、現在の桜木町駅のある場所は、日本の鉄道発祥の地である初代横浜駅のあった場所だからです。
鉄道発祥の地からJR完乗の旅を始められるというのも、鉄道好きとしては何とも言えないものがありますね。
JR完乗の瞬間は、いつ、どの駅で迎えることになるのだろうか?などと想いを巡らせながら、しばしの間、出発に向けて気持ちを高めます。




横浜名物の巨大観覧車型時計(コスモクロック21)と、スイカ型の建物(インターコンチネンタルホテル)。
現在確かに6時9分。でかい割りに意外と正確な時計です。




券売機にて「休日おでかけパス」を購入。
青春18きっぷがまだ使えない現時点では、東京近郊で強力な力を発揮する切符です。




切符を使用して入場し、乗り込む電車は6時19分発 京浜東北線大宮行き。
乗車することおよそ40分、有楽町駅にて下車し、改札を出ます。




外へ出た理由は、東京駅の京葉線ホームに乗り換える為。
と言うのも、東京駅の京葉線(兼武蔵野線)ホームは東京駅本体よりもかなり遠く、実は隣の有楽町駅からの方が近いから。
大体の目安で、東京駅本体から京葉線ホームまでは約12分程、有楽町駅からは約6分程ということで、時間を稼ごうと思ったら有楽町下車となるのです。




有楽町駅から東京駅方面へ歩くこと約4分。
何の変哲も無い道端に、東京駅京葉線ホームへ至る地下道への階段がありました。
・・・私も存在は知っていたけれど、こんなに簡素なものだったんだ。




京葉線と武蔵野線が一部並走していることを、今回初めて知りました。
完乗の旅は、こうした新たな知識の習得の旅でもありますね。




7時17分発 各駅停車蘇我行きに乗車。
ちなみに、土曜の朝早くにも関わらず、車内は家族連れや若い女性が大勢乗車していましたが、彼らは途中の舞浜駅で大部分が下車していきました。
不思議だなー。舞浜に楽しいところでもあるのかなー。(棒)

とにかく、リア充の方々をよそに、淡々と一人旅を続けます。




蘇我駅到着。と同時に、京葉線完乗。
ここから外房線に乗り換えて、途中の大網駅まで行きます。
この辺で小腹も減ってきたので、駅で焼きたてのパンを買ってホームで食べていると・・・




ハトがじーっと横目でこちらが食事しているのを伺っている様子。
直視はしてこないし、ハトの気持ちは分からないけど、確かに意識している感じ。




その後、私の足元をウロウロ。
こちらの紙袋ガサゴソ音に、いちいち反応してくるのがウザったいなぁ。
当然ながら餌はくれてやらないものの、私がパンを食べる時に少し破片を落としてしまったらしく、ハトはその破片をついばんでいました。
くッ・・・何か負けた気分。

とりあえずハトは放っておき、その後来た電車に乗って、大網駅へ。




大網駅到着。
ちなみに、大網駅の一つ前の駅「土気(とけ)駅」は、なかなかの難読駅ですね。
外房線ホームから、次なる完乗を目指す路線「東金線」ホームへ移動します。




東金線近影。
ちなみに、電車の50メートル程向こうに見えるのは、先ほどまでいた同じ大網駅の外房線ホーム。
間に公道を挟み、地下道を通ってこちら側へ来たのですが、結構珍しい駅の造りですね。
何か、東金線の「端っこへの追いやられっぷり」が垣間見え、寂しいながらもローカル路線の旅を実感できた感じです。




大網の駅名標。
吹きさらしでの朽ち果て感が、たまりませんね。
それでいて、駅名の原型をほぼ保っている辺りは見事。




東金線車窓からの風景。
ああ、こういう田園風景が広がりつつ、そこそこ民家がある日本特有の風景って、いいですよね。
これから色々な場所へ行き、色々な路線に乗車してこういう風景を沢山見れると思うと、ワクワクしますね。

ちなみに、そんなワクワク感とは裏腹に、車内は家族と思しき3名(大人1人、小学生くらいの子供2人)の会話でうるさかったです。
・・・まぁ、こういった見知らぬ人との出会いがあるのも、旅の醍醐味・・・か?

そう言えば、その家族が「しりとり」をしていたのですが、子供の番になって、
「プ・・プ・・・プリン!・・・は、おいしい。」
という無理やりなピンチ脱出を図って、かつそれが認められていたのは面白かったなぁ。
それなら、
「プリンはすごくおいしい。」とか
「プリンはおいしいと思う人とそうでない人がいる」とか、いくらでも可能だろうに。
まぁ、こういうグダグダ感が子供の遊びっぽいですけどね。

何か、景色を堪能するよりも、しりとりのことで頭がいっぱいになった東金線でした。




終点の成東駅に到着。これにて東金線、完乗。
ちなみに、隣の「求名(ぐみょう)駅」も、味わい深い難読駅。
(( )内反転で答えが出ます。)
というか、この駅名標だけ見ても読み方分からないじゃないか。
成東は「aruto」になってしまっているし。
でも、そんな状態でも誰も困っていない様子。さすが千葉、懐が深い。




ここから、総武本線にて千葉方面へ向かいます。
総武本線そのものは今日は完乗せず、後日改めて行います(まだ未定ですが)




途中の佐倉駅で下車。
ここから成田線で成田空港へ行き、直ぐに引き返して、同じく成田線の支線を使って我孫子へ抜けるルートをたどります。




駅にあった、分かり易い路線図。
今回、成田線の支線を塗りつぶすことで、後日の総武本線や成田線完乗の枝葉を無くしておきます。




10時44分、成田空港駅(第1旅客ターミナル)到着。
せっかく来たので、改札を出て空港の様子を写真におさめてこようと思いましたが・・・




ご丁寧にも、改札のすぐ外に待ち構える、手荷物検査場。
もちろん、飛行機に乗る気など全くないので、残念ながらここでホームへ引き返し。
すぐに引き返す電車に乗り、今度は成田駅で下車。




成田駅ホームにあった「成田山」の巨大ちょうちん。
いいですねぇ。今後も、こういう分かり易い各地の名物を取り上げて行きますよぉ。




成田駅・成田線ホームの駅名標。
何か、シャレた感じのデザインですね。
ちなみに、成田線本線の駅である「久住(くずみ)駅」から向こう側は、今回の「休日おでかけパス」の範囲外となるので、ここは支線方面へ行くしかありません。

さて、成田駅から我孫子駅へ通ずる「成田線」の支線ですが、
下総松崎(しもうさまんざき
安食(あじき
木下(きおろし
布佐(ふさ
我孫子(あびこ
という風に、駅数の少なさの割りには難読駅揃い。(( )内反転で答えが出ます。)
まぁ、私も友人である「めい」からいくつか教わったクチですが、千葉は他にも難読地名が多く存在するので、今後も紹介していきたいと思います。

その後、我孫子駅へ到着。
すぐに上野方面の常磐線各駅に乗り換えて、新松戸駅で下車。




ここで下車したのも、次なるターゲット「武蔵野線」を完乗するため。
ただ、武蔵野線は西船橋ー府中本町を繋ぐ路線で、新松戸駅はその途中にあるため、完乗するには、少なくとも西船橋へ一旦戻る必要があります。
さらにもう一つ、先ほども言ったように武蔵野線は京葉線とも直通しているのですが、その繋がり方がちょっと特殊。




見づらいですが、西船橋駅付近の武蔵野線・京葉線・総武線の模式図。
実際には武蔵野線は西船橋終点なのですが、武蔵野線の路線は、京葉線の市川塩浜・南船橋両駅それぞれと直結しているため、奇妙な三角地帯が存在しています。
一応、西船橋まで戻れば「武蔵野線」は完乗なのだけれど、この部分を残して「JR完乗」と言えるのだろうか・・・?

悩みましたが、時間を掛けて悩むくらいなら乗ってしまえ!ということで、この妙な三角地帯も完乗することにします。
ルートとしては、
新松戸→南船橋→市川塩浜→(西船橋・新松戸経由)→府中本町
という感じ。
でも、全国各地にこういう妙な接続の路線って、いっぱいあるんだろうなぁ。
まぁ、そういう場合にどうするかは、そのうち決めるとしよう。




市川塩浜駅から見たスカイツリー。
この日は、朝方は晴天だったのですが、昼過ぎくらいから雲が出始め、視界がイマイチ良くなかったのが残念でした。




府中本町行き武蔵野線。
実は、武蔵野線という名前は知っていたけど、どこを走っているかは、今回の旅を計画するまでは全く知らなかったゼ。
内心、「武蔵野」とつくから、武蔵の国に立つスカイツリーがハッキリ見えるかと期待していましたが、全くそんな事はありませんでした。(結構、距離ありますしね)




この日、最長となる80分の乗車を終え、府中本町に到着。
実は、後半30分はウトウトしながらだったので、あまり景色を覚えていない・・・。

さて、次なるターゲット「南武線」を塗りつぶすため、一度立川方面へ。




立川駅。思っていたよりも、だいぶ大きい駅ですね。
今後、中央線を使うことにもなるだろうから、その際に乗り換えなどでまた立ち寄るかも。
改めて南武線に乗車し、終点の川崎駅を目指します。




割と駅数が多い南武線ですが、3月14日のダイヤ改正で、快速が南多摩と、西府ー西国立間も通過する予定で、多少の利便性アップとなるそうです。
う〜ん、ただそうは言っても、私が直接利用する用事はあまり無いんだよなぁ。

14時59分発 川崎行きに乗車し、約1時間後に川崎到着。
到着後、すぐに京浜東北線に乗って、隣の鶴見駅で下車。




鶴見駅渡り廊下から見た、線路。
さすがに東京ー横浜を結ぶ交通の大動脈だけあって、路線数が多いですね。
午前中に乗っていた東金線が、当たり前のように単線だったのとは、違う世界だな。

さて、この鶴見駅では本日最大の待ち時間77分を予定。
「JR完乗の旅」において「鶴見駅」で「長時間の待ち」と言えば、恐らく鉄道マニアはピンと来るあの路線。

次のターゲットは「鶴見線」です。

 

鶴見線は路線距離こそ短いものの、上図のように、3本の路線に分かれている奇妙な線。
完乗するためには、海芝浦・大川・扇町の各駅で折り返さなければなりません。
しかも、3駅とも海辺の京浜工業地帯にあり、工場の従業員御用達の駅。
ということは、休日である土曜日には運行本数が激減してしまい、これらが鶴見線の完乗をかなり手間のかかるものとしている理由なのです。

とは言え、今回は上手く時間を調整して、全行程を1時間強で終わらせることができるスケジュールを組めたので、それを実行します。


ともあれ、まずは1時間以上の長い待ち時間をつぶすため、駅近くのモスバーガーで軽く食事をし、さらにブックオフ内をウロウロすることになったのでした。
ちなみに、たまたま見つけた「MALICE MIZER」のDVDを衝動買いしてしまったのは、ここだけの話。


首都圏周遊の旅(2)へ続く

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