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JR完全乗車の旅JR complete

2015年3月29日(日) 名古屋日帰りの旅


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3月も終わりに近づき、青春18きっぷの有効期間も少なくなってきました。
これまでの旅で4日分を使用しているので、残りは1日分。
もちろん、この1日分を使わない手は無いので、新年度になる前に使い切ります。





この日、朝イチで訪れたのは、前回の出発・終着駅でもあった戸塚駅。
やっぱり駅全景が撮れなかったので、「トツカーナ」とかいうよくわからない商業施設?を撮影しておきました。





この切符を使っての最後の入場。
今シーズンの入場駅は、横浜・横浜・豊橋・戸塚・戸塚という結果でした。
まぁ基本、北や東方面なら横浜か桜木町、西方面なら戸塚入場ですね。





本日、乗車するのは6時24分発、東海道線の沼津行き。
前回は国府津で下車して御殿場線に乗車しましたが、今日は終点まで乗ります。





この日は朝から晴天の素晴らしい天候でした。
そういや、ここ最近は週末になると雨が降る展開だったので、今日は良い景色が沢山みられそうで何よりです(でも、実は後でやっぱり雨が降ります・・・)。





小田原を過ぎてからは、目の前に海が広がる素晴らしい景色が続きます。
・・・ただ、この日は電車が満員状態で、このくらいしか写真が撮れなかった・・・。

東海道線は、特に西方へ足を伸ばす際にも頻繁に使う路線ですし、次の機会にはもっとよい写真を撮るとしよう・・・。





戸塚から1時間40分程で、沼津駅に到着。
間に箱根の山々があるにもかかわらず、85km程の道のりをこのくらいの時間で来れる訳ですから、途中の「函南トンネル」の効用が如何に素晴らしいか実感できますね。

到着後、直ぐに出発となる東海道線に乗車します。





その後、姿を現す日本の最高峰、富士の山。





多少の湿度はあるものの、この日はそれなりに綺麗に富士を拝むことが出来ました。
そういや、完乗の旅で富士を見れたのって、今回が初めてですね。
一応、JR東海は既に結構な乗車率になるほど訪れているはずですが・・・。
如何に、私が天候に恵まれていないかが実感できますね。





沼津駅を出て約2時間後、浜松駅到着。
一般的には、熱海ー浜松間は各駅停車しかなく、東海道線乗車の難所とも言われていますが、全国の様々な路線と比べれば本数も多いし、慣れれば大したこと無いと思えます。





浜松から、新幹線駅としては隣駅である豊橋までを、普通列車で接続します。
浜松ー豊橋間の見所と言えば・・・





当然、浜名湖。
近くの道路の橋から釣りをしている人達がいましたが、その直ぐ横を船が通ったりしています。
こういうのって、危なくないんだろうか?





浜名湖名産・夜のお菓子「うなぎパイ」の看板。
そういや、大阪に住んでいた頃は、鬼ヅモ合宿へ18きっぷで行く際は、大体浜松で休憩&食事をし、お土産に「うなぎパイ」を購入していたなぁ。





東海道本線の車窓から見る、東海道(国道1号線)と浜名湖。
ちなみに、これは浜名湖に浮かぶ島「弁天島」の様子ですね。
「島」と言っても国道で繋がっているので、普通にホテルやコンビニもありますけどね。





弁天島ー新居町間の橋その1。





橋その2。
これにて浜名湖がよく見える区間は終わり。
この辺りでは、私鉄ではあるけど「天竜浜名湖鉄道」も乗ってみたい路線です。





豊橋駅に到着。
ここでも引き続き東海道本線に乗車しますが、今日は途中駅で下車します。





豊橋を出て、列車は平野部をひた走ります。
豊橋以西、兵庫の姫路辺りまでは快速が本数も多く運行されており、在来線でも充分な速さを稼げる区間です。





取り立てて大きな「見所」は無いものの、平坦な地形を一気に駆け抜ける爽快感が味わえる区間ですね。

その後、途中の刈谷駅で下車。





刈谷駅からは、各駅停車に乗り換えます。





5分間ほど乗車して、大府駅で下車します。





大府駅到着。
ここから、本日の目的の一つである「武豊線」に乗車します。





武豊線(たけとよせん)の列車。
この武豊線、1886年の開業から長らく非電化路線でしたが、この3月1日にめでたく全線が電化されたばかりの、今が旬の路線。
・・・でも、やっぱり電化される前にも乗車してみたかったなぁ。





東海道線を離れ、知多半島側の武豊駅を目指します。





車窓からの景色。
「東浦ぶどう」というのが、この辺りの名産のようです。





列車は、平凡ながらも見晴らしがよく、安心して景色を楽しめる地帯を通ります。





途中、工場跡?のような所も通過します。





これは何かの施設の廃墟・・・かな?
歴史を感じさせる、何ともいえない雰囲気ですね。





列車は30分程で、終点の武豊駅に到着しました。





武豊駅のホーム。
今日は早朝、あんなに晴れていたのに、愛知に来てみるとやっぱり雨。
これでこの完乗の旅、初日以外は全て雨に見舞われています。
どうりで、写真を見返しても青空が少ない訳だ・・・。





帰りも当然ながら、今乗ってきた列車。
出発までは17分間あるので、改札を出て辺りを探索してみます。





武豊駅舎。
当然ながら無人駅。
でも、この時期に改めて電化するということは、それなりに利用客がいるのでしょうね。





駅前の様子。
何の変哲も無い、住宅地の真ん中にある駅という感じです。





駅前に立つ、誰かの胸像。
こんな駅前ロータリーに立てるくらいなのですから、きっと理由があるのでしょう。
以下、wikipediaによる記載。

高橋煕君之像
1953年(昭和28年)9月25日に襲来した台風13号の影響で発生した高潮により、武豊 - 東成岩間の線路が流失した。この異変を武豊駅に向かって進行中の武豊行き上り列車に知らせるべく、武豊駅駅手・高橋煕(ひろし)が発炎筒を手に、東成岩駅方面へ走り出した。上り列車の機関士は前方に振られる発炎筒に気付き、非常停止した後東成岩駅まで後退し、列車の乗客乗員約100名は難を逃れる事ができた。しかしながら高橋駅手は武豊駅に戻れず翌日、捜索隊により線路際で殉職した彼の姿が見つかった。
この事柄は全国に報道され、高橋の行動は「国鉄職員の鑑」として称賛された。その功を記念し将来に残すため、日本全国の国鉄職員と小中学生の募金を主に、銅像が建立された。

ということらしいです。
現在なら、何らかの通信手段があるのでしょうけど、当時としては乗客を守ろうとするのなら、こうする他は無かったのかもしれませんね。
鉄道に歴史あり、その歴史も多くの職員の尽力により支えられている訳ですね。





武豊駅前ロータリー。
非常に静かな佇まい、というか私以外は誰もいない状況でした。

雨も降っているので、改札外の取材はこのくらいにしておき、ホームに戻ります。





武豊線終着のどん詰まり。
終着駅に来たのなら、やはりこれはおさえておかないとね。





以上、武豊線のレポート終わり。
折り返しの列車に乗って、大府駅まで戻ります。





この日は沿線に桜の木が見られましたが、まだ開花には1週間程早いようで、三分咲きくらいでした。





大府駅到着。
ここから、再び東海道線に戻り、今度は名古屋駅へ向かいます。
名古屋駅では3分間の接続のため、次の乗り換えは急がないとなぁ・・・と考えていたら、車内アナウンス。

「本日は尾頭橋駅で臨時停車をいたします。」

ん?「尾頭橋駅」ってどこだ? お、名古屋駅の一つ前か。
そんな情報、時刻表にあったかな。 ・・・やっぱり乗ってない。
そういや、この駅って何があるんだ?

・・・中央競馬の場外馬券売り場がある。

何で、興味も無い競馬の為に臨時停車しなければならないんだ・・・。
もしかすると、名古屋駅での接続は無理かもしれないなぁ。


などと考えながら、内心あせりつつもどうにもならず、運を天に任せて名古屋駅での接続を試みたところ・・・


やっぱり間に合わなかった。




名古屋駅に13時28分到着する予定が、3分遅れの31分に到着。接続時間0分。
「もしかしたら、走れば間に合うか?」と期待しましたが、列車が遠く向こうのホームから出発するところを視認いたしました。
やはり、遅延に関しては何でもかんでも待ち合わせする訳ではありませんからね。
これに関しては、「こういう事もある」で済ますしかありませんね。

・・・まぁ、でも遅れた理由が競馬場最寄り駅での臨時停車、というのも釈然としませんけどね。
これも、今後の旅の計画を立てる際の教訓にするとしましょう。
(でも、「教訓」と言っても具体的にどうすればいいんだろう?
 沿線の競馬場やら競輪場やら競艇場やらを網羅しなければならないのか・・・?
 とりあえずは、時間にもっと余裕を持たせるくらいしかないんでしょうね)


それはそうとして、次に考えるのが、「じゃあ、この後どうするのか?」。
調べてみると、少なくとも今考えている行程をこの後続けても、本日中の帰宅は無理と言うこと。

今日はこの後、中央線で多治見まで行き、太多線を往復してから中央線で関東へ帰るつもりでしたが、よく考えた結果、太多線乗車を諦めることにしました。
一応、東海道線を岐阜まで行き、そこから高山線→太多線→中央線と戻ってくる方法もあったのですが、それだと中央線の名古屋ー多治見が未乗となってしまい、中央線の完乗が今後、難しくなるということもあって、今回の決断となりました。





本来の列車から遅れること15分後、中央本線に乗車します。
今回はこの「15分間」に泣かされる結果となりました。
まぁ、今回は接続時間も短く、全て順調に行っても帰宅が夜中の0時頃、という強行軍でもあったので、「ダメでもともと」という感じだったんですけどね。

とにかく、ここから中央本線を使って最短で帰る旅が始まります。





約1時間20分後、岐阜県の中津川駅に到着しました。





雨は既に止んでいましたが、辺りは霧がかっていました。
これから山の中を通る訳だけど、景色が見えるといいなぁ。

さて、引き続き中央本線を乗り継ぐ訳ですが、この中津川駅では何と113分待ちをすることになります。
秘境駅並の待ち時間ですが、列車が無い訳でもないのです。





右側の表示盤が帰宅する関東方面の列車案内。
現在15時10分で、次の電車は15:50発の特急列車。当然ながら却下。
その次は16:00発の各駅停車の南木曽行き(ここから4駅先)。
一応、先には進みますが、そのさらに先の接続電車が無いため、やはり却下。
そのさらに次は16:50発の特急列車なので、却下。
結局は、17:00発の普通列車の松本行きに乗車するしかない、ということです。

う〜ん、これほど待ち時間が長いのなら、やはり岐阜まで行って太多線に乗っておけばよかったかな?
でも、今さら悩んでも仕方ないので、せっかくだし食事を堪能することにします。





期せずして長時間滞在することになった、中津川駅。
まぁ、これも旅の思い出になると思えば良いか。





中津川駅前。
大きい町ではないけど、飲食店は多くあるらしく、食事には困らなそうです。

早速、スマホのアプリで調べたそば屋に行ってみます。
自動ドアのはずなのに扉は自動で開かず、手動で開けて中に入った所・・・
「すいません、今は休憩中なんですよ。」
アプリでは営業時間内だし、店の外には「営業中」と書いてあったような。
まぁ、その辺のさじ加減は店次第ですから、仕方なし。

続いて検索したとんかつ屋はきちんと営業していたので、ここで食事することにします。





とんかつ定食を食します。
うん、家庭的な感じで順当に美味しい。

次の列車まではまだ時間があるので、ゆっくり居座ろうかとも思いましたが、客は私しかおらず、レジでは精算作業も始まっているようなので、店を出ることにしました。





遠くには、まだ雪が残っている山をのぞむことが出来ます。
列車の時間までは、まだ1時間以上もあるため、今度は食後のデザートを出してくれる喫茶店のような店を探します。


またもやアプリで店を検索し、それらしいカフェ?を見つけたので、入店。すると、
「今は休憩中なんだけど。(半怒)」
・・・やっぱり営業時間内だし、看板にも「営業中」と書いてあります。
この街では、客を呼び込んでおいてあしらうというのが流行っているのか?


やむを得ず、別の喫茶店に入店。
甘いものが食べたいということで、チョコレートパフェを注文。

この店、始めは年配の女性が店番をしていたのですが、途中から、店番を頼まれたと思われる年配の男性に交代。
この人、何だか分からないけど、ソワソワしたり、こちらを見たりしてくる。
確かに、私はどう見ても余所者だけど、そんなに珍しいかなぁ?
というか、余所者かどうかは別としても、客として来ている人間をそんなに眺めても仕方ないだろうに。

ともかく、落ち着かない雰囲気の中、チョコレートパフェを食し、ほどなくして退店。


列車までは、まだあと1時間弱あるのだけど、特に行く所も無いので、駅の待合室で時間をつぶすことにします。





駅近くにある制服屋?
このどでかい制服のサンプル(高さ2メートル程)は、何なんだろう?





その後、ダラダラと時間を過ごして、ようやく出発の時間が来ました。
良くも悪くも思い出に残る街、中津川でした。





出発時には雨も上がり、霧も少しずつ晴れてきた模様。
現在、17時ちょうどですから、車窓から景色が堪能できるのもあと1時間半程度。
良い景色が見られるといいのですが・・・。





列車は中津川駅を出発し、「木曽路」とも言われる中央本線を進みます。





出発して直ぐに、私の大好物である「山中を流れる川」が見えてきます。
今回はこの木曽川とともに旅をしていきます。





毎度おなじみ、線路と並行して流れる川の図。






鉄乗りの先輩から、「木曽路は左側の席に座るといいよ〜」と言われていたのですが、さすが先輩。この景色を見越しての事だったのですね。





山奥を流れる川。
旧中山道でもあるこの木曽路、昔の人はこんな山奥を徒歩で旅したんですね。





こんな所、車では来られないなぁ。
鉄道の旅ならではの景色ですね。





遠くの山には、まだ雲が厚くかかっています。
やっぱり、中央本線は山の良い景色がコンスタントに楽しめる路線ですね。





行けども行けども、山と川。

・・・私の貧相な語彙では、そろそろ表現のバリエーションが無くなってきたので、しばし解説無しで木曽路の風景をご堪能ください。
























・・・と、こんな感じでした。
木曽福島に着く辺りで日没を迎えてしまったので、本日の車窓からの眺めはこれにて終了。





中津川から約2時間で、塩尻に到着。
中央本線を乗り継ぎ、134km先の大月を目指します。

ちなみに、ここ塩尻からは中央本線が一時的に2本に別れ、少し先の岡谷で合流します。
完乗を目指す人間からすると面倒な事この上ないのですが、仕方ありません。

今回は、塩尻ーみどり湖ー岡谷の北側最短ルートを通ります。
南側の迂回ルートについては、今日乗ろうとしても終電までに間に合わないので、今後別の路線を通る際に乗る事にします。





大月駅に到着。
あっさり書きましたが、実は2時間くらいかかっているんですけどね。





ようやく見えてきた「東京行き」の列車。
ここまで来ると、関東に帰ってきた実感が沸いてきます。

神奈川県民である私は当然ながら終点までは行かず・・・





八王子で下車して・・・





おなじみのこの路線。





行き先は、当然東神奈川駅





今日は「橋本駅」か・・・。
何だか、横浜線占いみたいになってきたな。

今回も終点の東神奈川駅まで乗り、京浜東北線に乗り換えて桜木町駅に到着。





終盤はいつものルートをたどり、桜木町駅に到着。

今日は途中で列車の遅延があり、一路線の乗車を断念したけれど、予定変更して何とかその日のうちに帰ってきました。
やっぱり、優先すべきは「無事に帰宅する」ことですからね。
太多線は、また次の機会にリベンジ乗車できるよう、楽しみにしておくとしよう。

ちなみに、次の旅の詳細はまだ未定です。
いくつか案を用意し、日程調整などもしているのですが、上手くいっていません。
まぁ、長い完乗の旅、あせらず無理せず実行できるときに実行すれば良いでしょう。

ひとまず、次の旅まで計画を練って準備をし、普段の仕事を頑張るとしましょう。





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副会長:「たか」
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