2016年9月17日(土) ハウステンボス満喫?の旅(1)
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九州の旅は今日が2日目、早朝の長崎駅からスタートします。
昨晩は暗くて見えなかったステンドグラスが、綺麗に見えますね。
異国情緒漂う街、長崎。
もっとゆっくり滞在したい所ですが、私には行くべき場所がまだ沢山あります。
乗り放題切符を大いに活用する為にも、先を急ぐことにします。
乗り放題切符使用、2日目。
2日目も思う存分乗車して、元を取らなくてはね。
とは言え、私の場合は乗りたいものに乗り、行きたい所へ行っているうちに、元は取れてしまっているものなのですけどね。
多少、名残惜しくもありますが、長崎駅を後にします。
今後も旅を長く続けていれば、またいつか立ち寄ることもあるでしょう。
今日まず乗車するのは、長崎本線の佐世保行き。
ただし、昨日通ってきた「新線」の方でなく、「旧線」の方。
海辺を通るとのことで、今日も綺麗な海の風景が見られそうです。
この車両に乗り込む乗客は・・・私一人のみ。
まぁ、気を使わずに座席に座れるし、車窓からの写真も撮り放題なので、良いんですけどね。
列車は、長崎駅を出発します。
出発してしばらくは、普通の風景が広がりますが・・・
そのうち、海辺の風景が見えてきました。
今日も空は雲が多少あるものの晴れ渡り、見事な景色が見られました。
いやぁ、美しい風景を見ながらの鉄道の旅は、格別ですね。
完乗の旅をしていなければ、このあたりも来ることは無かったでしょうし、やはり旅をしていて良かったと実感できます。
そんな早朝の風景を楽しみながら1時間、本日初の終点である諫早駅に到着しました。
諫早駅名標。
そして、諫早駅前。
諫早はスッポン料理やウナギが有名とのこと。
是非、ゆっくりと堪能したい所ですが、例によってその時間も無いので、次の列車に乗るとします。
次の列車は、長崎本線の鳥栖行きです。
終点の鳥栖まで乗車すれば、これにて長崎本線完乗となるのですが、他の路線の乗りつぶしのため、途中駅で下車します。
車窓からは、遠く島原半島の雲仙普賢岳が見えます。
晴れてはいるものの、雲が多くかかっているあたり、台風が近づいている証拠なのかもしれませんね。
こちらは有明海の風景。
途中の小長井(こながい)駅からは、一面の有明海が見られます。
この駅も、機会があれば下車してみたいですね。
朝から海づくしの長崎本線の旅は続き、途中下車すべき目的地に着きました。
今回、下車したのは肥前山口駅。
ここは佐世保線の始発駅でもあり、佐世保線乗車の為にはここで下車する必要があったのです。
駅構内にある、「JR最長片道切符の旅ゴール 肥前山口駅」の表示。
・・・はて? 初めて聞いたけど、どういう意味だろう?
肥前山口駅北側の外観。
こちらにも、「JR最長片道切符の旅ゴール 肥前山口駅」。
ここでもやはり、「JR最長片道切符の旅ゴール 肥前山口駅」。
気になって調べてみると、どうやらJRで最長の片道切符を模索した場合、出発が稚内駅、終着がここ肥前山口駅になるとのこと。
ただし、時代が変わって路線に変更が生じると、そのつど計算し直す必要があるという、何とも厄介なもののようです。
では、肥前山口が終着だったのは、いつ時点のものかというと、2004年5月にNHKで「列島縦断 鉄道12000キロの旅-最長片道切符でゆく42日-」という番組が放送され、俳優の関口知宏が実際に旅した経路における終着とのことでした。
ちなみに、その経路が詳細に紹介されているサイトがありましたので、そちらを参照してください。
http://www.swa.gr.jp/lop/lop_a021.html
(それぞれの時代の最長経路の変遷が紹介されています)
この時の運賃計算キロは11,552.7km、所要日数は42日間、運賃は90,820円だったとのことです。
9万円程で全国を旅できると思うとかなり安い感じですが、盲腸路線等はもちろん全く乗れないので、全国周った割りには完乗の点から見ると乗りこぼし満載ですね。
まぁ、私は私で今やってるルールの自分の旅を続けるとします。
肥前山口駅南側の外観。
JR最長片道切符の旅の終着駅という肩書きとは裏腹に、駅前は静かで、素朴な落ち着いた良い雰囲気の駅でした。
私もいつか、数ヶ月単位の休みがあるならば、最長片道切符の旅をしたりするのでしょうか?
まぁ、少なくとも今の仕事をしている内は不可能でしょうけどね。
ここからは佐世保線に乗り換えて、途中の早岐駅まで行くとします。
約50分後、早岐駅に到着。
これにて、佐世保線も完乗できたことになります。
さて、ここからは本日のメインイベント、ハウステンボス訪問となります。
早岐駅から長崎行きの列車に乗り、すぐ隣の駅で下車します。
ハウステンボス駅に無事到着。
昨日と違って昼間なので、流石に周りの風景もきちんと見えますね。
ハウステンボス駅名標。
これで、全国にあるJRのカタカナ駅は4つ押さえたことになります。
残りは3つ(トマム・スペースワールド・ユニバーサルシティ)。
しかも、スペースワールド駅も今回の旅で訪れる予定なので、残りは実質2つ。
かなり順調ですね。
ハウステンボス駅のホーム。出口方面を臨みます。
ハウステンボス駅改札。
一大テーマパークの最寄駅だけあって、内装も専用のものになっていますね。
今はハロウィンの時期か。
・・・ハロウィンって、ディズニーとかでもやってるし、起源や宗教観とかは盛り上がれればどうでもよいのかもしれませんね。
駅には幸いコインロッカーの空きもあったので、かさ張る荷物を預けて身軽になったところで、ハウステンボスを訪問するとします。
ハウステンボス概観。
ただ、この代表的な建物はホテルであって、ハウステンボスそのものは広大な敷地に広がるテーマパークの集合体のようなものだそうです。
そもそも、ハウステンボス(Huis Ten Bosch)とは、オランダ語で「森の家」を意味し、オランダのハウステンボス宮殿を再現した事から名づけられたそうです。
ヨーロッパの町並みを再現した広大なテーマパーク内に、様々なアトラクション類が点在しているとのことです。
もちろん、今回の完乗の旅で中を詳しく散策する時間的余裕は無いので、無料エリアで雰囲気だけ味わっていく事にします。
ハウステンボス入り口。
当然ながら中へは入らず、周辺の店舗で食事をしていくに留めます。
途中、見つけた福岡県産「あまおう苺」の加工販売所。
「なぜ売れる!? この『どら焼き』」の販売文句とともに、あまおう苺入りどら焼きが売られていました。
そんなベタな客引きに、誰が引っかかるものですか。
こんな煽り文句で金を落とす者の顔が見てみたいですな。
・・・くッ、思わず買ってしまった。やはり空腹には勝てぬか。
さっそく味わってみたところ・・・うん、普通だ。
よくある苺味のクリーム入りどら焼き風の食べ物です。
他にも、喫茶店風の店もあったので、そこでスイーツを何点か食して血糖値を上げ、この後の旅に備えておきました。
この日は3連休の初日のためか、家族連れも多く見られました。
多くの人がこれから入場していく中、私は次の旅に出発すべく、ハウステンボスを後にします。
完乗の旅とはまた別に、観光でゆっくりと訪れる事があればいいですね。
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