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2016年9月16日(金) 遠き筑紫島への旅(2)


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2016年9月16日(金)15時17分



JR伊万里駅外観。
伊万里駅からは・・・





道路を挟んですぐ隣にある、松浦鉄道の伊万里駅に乗り換えます。





松浦鉄道どん詰まりの様子。





松浦鉄道車両。





伊万里駅名標。
そもそも、この松浦鉄道は国鉄の松浦線が元になっており、JR発足の一年後に三セク化して今に至っています。
開業当初は業績好調だったようですが、沿線地域の過疎化等により、近年では経営が苦しくなっている、全国的によくある鉄道経営の厳しさが感じられる路線の一つです。





列車は伊万里市を後にし、松浦市、平戸市と進んでいきます。





途中、すれ違った車両。
JRの車両とはまた異なった、趣きあるデザインですね。





列車は、ここでも海の見える風光明媚な地帯を通行します。
曇りがちですが、まだ雨は降ってこないようです。

伊万里駅を出発して1時間、本列車は佐世保行きですが、今回はとある駅で下車します。





列車は私を始め数人の乗客を駅で降ろし、去っていきます。
その下車駅とは・・・





松浦鉄道西九州線の「たびら平戸口」駅です。
この駅は見てのとおり、「日本最西端の駅」としても知られています。
まぁ、ただ本当に日本最西端だったのは昔の話で、「駅」ということで言うと、沖縄都市モノレール(通称ゆいレール)の「那覇空港」駅が現在の日本最西端なんですけどね。
ただ、普通に2本のレールがある、全国各地のレールと繋がっている駅として最西端、という意味合いでは「日本最西端」と言っても良いんではないでしょうか。





ここにも「日本最西端の駅」の表示。





駅の改札にも、「日本最西端の駅」。
まぁ確かに、最西端記念でなければ、この駅には下車していなかったでしょうけどね。





駅の外観。
中は国鉄時代から使用しているためか、年季の入った造り。
それと反して、外装は三セクした時に塗装し直したのか、年季からは少し浮いた色合い。
ともかく、一応これで実質の「日本最西端の駅」を訪問できました。





・・・と、駅の片隅に謎のオブジェがあるのを見つけました。
あれは・・・カマキリ?





近寄ってみると、カマキリをつつく人形と、「カマキリ襲来」の表示。
・・・全くもって意図が分からん。

一応調べてみると、ここ平戸市田平町は昆虫の町としても知られており、だから「カマキリ」のオブジェなんだとか。
・・・やっぱり、分からん。


とりあえず駅そのものは一通り見たので、少し足を伸ばして平戸島を見に行くとします。





駅を出て10分程歩くと、遠くに平戸島へ続く橋が見えてきました。





これが九州と平戸島を結ぶ平戸大橋です。
ここ長崎県は島が多いことでも有名で、平戸島もその一つ。
歴史的には、フランシスコ・ザビエルが3度に渡り訪問し、キリスト教の布教活動を行った事でも知られています。

さて、散歩も済んだし、次の乗車時刻も迫ってきていますから、駅まで戻るとします。





再び、たびら平戸口駅まで戻ってきました。





いや、だからこの怪しいカマキリは何なんだよ。目つきも不気味だし。
せっかく、はるばる最西端駅まで来たというのに、イマイチ感傷に浸れないのは、こいつのせいでもあるんだよなぁ。





ちなみに、駅の中には簡素ではありますが、鉄道記念館もあって、無料で閲覧できます。
展示物は、昔使用されていた運賃箱や駅名盤などの鉄道グッズです。
最西端到達証明書も発行してくれるようなので、皆さんも訪れた際にはぜひ利用してはいかがでしょうか。





そろそろ乗車の時間が近づいてきたので、ホームに向かいます。





正確には「日本最西端の駅」では無いけれど、実質的な「日本最西端の駅」を後にします。





程なくして到着した、佐世保行き列車。
今度は、終点の佐世保まで乗り切ります。





今日も徐々に日が傾き、夕方の時間を迎えます。





日没後、薄暗くなってから終点の佐世保駅に到着しました。





松浦鉄道西九州線の終着点。





駅そのものはJR佐世保駅と一体なのですが、乗り場は完全に分かれています。
写真の1・2番ホームは松浦鉄道のもの。





外へ出て、佐世保駅外観を眺めます。





やはりターミナル駅だけあって、結構な大きさです。
なお、この佐世保駅は・・・





現在のJR線の中での最西端駅でもあります。
先ほどの松浦鉄道が三セク化する前は、たびら平戸口駅(国鉄・JR初期は平戸口駅)がJR日本最西端駅だったわけですね。
一応、この旅はJR完乗の旅ですから、これで正式な最西端を訪れた、ということになりますね。

さて、一つ記念駅を訪れた事だし、せっかくなので佐世保の名物「佐世保バーガー」を食べてみることにします。
駅構内にあるバーガー屋に並ぶ事にします。

・・・・
待てども待てども、接客する兆しが無ぇな。
しかもこの店、改札の外と中の両方で注文ができるようで、客の並び順も何かあやふや。
大分待たされ(10分くらい?)、私の番になってから、店員は何も書かれていない注文書を差し出してきて、

店員「コレニ書イテ待ッテクダサイ。」(片言の日本語)
私「・・・書くって、何をですか?」
店員「書イテモラッテカラ、作リマス。」
私「・・・いや、だから何を書くんですか?」
店員「注文ト名前ヲ書イテクダサイ。」

あぁ、これは面倒くさい店に当たってしまったかなぁ。
店内にはもう一人の店員もいるようですが、そちらも片言なので、細かい意思疎通は望めなさそう。
しかも、列車の時間があと5分程しかないので、待っている暇は無いんだよなぁ。

どうしようかと色々考えた結果・・・佐世保バーガーを待つ事にしました
という事は、列車を一本見送るということでもあります。
これまであちこち旅してきたけど、飯の注文に時間がかかって列車に乗れなかったのは初めてですなぁ。
流石はJR最西端の駅、早速お見舞いしてきましたね。

まぁ、一応は次の列車の時間もちゃんと確認し、結果的にあまり時間ロスにならないことも確認した上での決断だったんですけどね。





注文からさらに10分程して、ようやく目的の品をゲット。
確かに、普通のハンバーガーよりも二周りは大きい、食べ応えのありそうな分量です。
縮尺を分かりやすいように、免許証を添えてみましたが・・・写真だとよく分かりませんね。





お味は・・・うん、まぁ普通だ。
取り立てて「旨い」とか、「是非また食べたい」とかいう程では無いかな。
まぁ、お腹は膨れたので、良しとしようか。





食事も済んだ事だし、完乗の旅を再開するとします。
しばらくは三セク区間に乗車していましたが、ここ佐世保駅からはJR線の乗車に戻ります。





本日最後の乗車となる、長崎行き列車で終点まで行きます。
路線は、佐世保ー早岐が佐世保線、早岐ー諫早が大村線、諫早ー長崎が長崎本線という、何とも複雑な区間となっています。





途中の早岐(はいき)駅に到着。
次は「ハウステンボス」駅とのことで、以前紹介した全国で7つしかないカタカナ駅。
ここは是が非でも、駅名標やハウステンボスの施設などをカメラに押さえたいものですな。





・・・暗くて、写真だと全然分からねぇ~。
駅名標も、全く撮れませんでした・・・。
こうなったら、いつになるか分からないけど、次の機会に撮るしかないのかな。

ハウステンボスを撮影できなかった無念さはありますが、旅は続けなければなりません。
列車は、淡々と駒を進め、終点の長崎駅に到着しました。





長崎駅に着きました。
今日の乗車はこれにて終了、今日は長崎で一泊します。





長崎駅のどん詰まり。
長崎駅」とわざわざ書いてあり、撮影するにはうってつけの構図ですね。





長崎駅改札。





そして、長崎駅外観。
私は以前、長崎は一度訪れていて、長崎駅前も通ってはいたのですが、実際に駅を利用するのは今回が初めてですね。





長崎は路面電車が運行されている都市でもあり、私も以前の訪問で利用しました。
(その時は、観光で出島とか行った記憶があります)。
しかし、今回は早朝に出発してしまう為、残念ながら今回は利用できません。





ホテルに到着。
シャワーを浴びて、あとは寝るだけなのですが、やはり先ほどのハウステンボスが気になるので、旅の行程を変更できないか検討してみました。

すると・・・予定では、先ほどの早岐駅で109分間もの待機時間があります。
という事は、早岐からすぐ隣のハウステンボスで十分な滞在時間が取れるはずでは?と気付き、調べてみると、ちゃんと83分間も滞在できることが分かりました。
これで、ハウステンボスの駅名標を撮るとともに、さらにハウステンボスを1時間程見学できることになりました。

いやぁ、良かった良かった。
正直、2日目の行程は多少地味な感じもあったので、これで楽しみができましたね。

ともかく、完乗の旅では珍しい観光地の訪問を楽しみにしつつ、眠りに就くのでした。





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