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2015年9月23日(水) 三陸海岸を巡る旅(2)


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2015年9月23日(水)11時50分



終点の久慈駅に到着。





八戸線特有の駅名標。
三陸海岸は、ここから先もまだまだ続きます。

ところで、この八戸線はJRの盲腸路線の為、ここからJRに乗車しようとすると、今来た路線を引き返す事になります。
確かに景色の良い路線ではありましたが、引き返すにも時間がかかって、その分、乗れる路線が減ってしまいます。
となると、乗れるものはJR以外にも乗るという事で・・・





他の人たちの列に続き、改札方面へ向かいます。





久慈駅の時刻表。
次の八戸行きは約1時間後の12時53分発。
引き返すのにも、待ち時間が発生してしまう状態。
やはり、ここは別の手段で先を急ぐ方が良さそうです。





JR久慈駅前。





駅前の謎のタワー。
・・・これと同じような塔を、茨城県の県庁所在地辺りで見たような・・・。
あ、でも完乗の旅ではまだ見れていないんだっけか。





一通り辺りを見渡した所で、JR久慈駅を後にします。





JR久慈駅のすぐ隣に、三陸鉄道の久慈駅がありました。





三陸鉄道も多聞にもれず震災で被害をうけた路線ですが、昨年に全線復旧。
震災復興のシンボルともなっているらしい路線です。





駅前にあった怪しいパネル。
この辺りの海岸は、海女の北限とのこと。
どうやらウニも採れるようですね。暖かい地域の産物だと思っていましたが。





じぇじぇじぇの看板。
あぁ、久慈ってあのドラマのロケ地だったのか。私は見たことありませんけれど。
どうりで、観光客が多いと思った。
どうやら、図らずも一般的な観光地を訪れてしまったようです。





久慈駅内部の様子。
強引な海女ちゃん推しはともかくとして、昔を思わせるのんびりとした雰囲気の駅です。





久慈駅からの運賃表。終点の宮古駅までは1,850円。
この区間は乗り放題切符は使えないので、素直に運賃を支払います。





久慈発、宮古行きの切符。
71kmで1,850円。やっぱり三セクの運賃は結構高いなぁ。
まぁ、これも震災後の復興の人助けと思っておくか。





今から乗るのは、三陸鉄道の北リアス線。
南リアス線というのも別にあるのですが、それはまたの機会に乗車すると思われます。





三陸鉄道の久慈駅から、鉄道の旅を再開します。





三陸鉄道の車両。
茶色を基調とした落ち着いた色合い・・・というよりは真新しいラッピング列車という感じ。
実際、車内は観光客が大勢乗っていて、座れる余地は全く無し。





なお、先ほどの色合いの車両は前一両のみで、それ以降は白に青・赤のライン入り。
何でも、クウェート国から三陸鉄道への寄付12億円が、復興に大きく貢献したのだとか。





今回の列車の全景。
・・・と言っても、客が多くて自分で写真が撮れなかったので、絵はがきから拝借。
今後も、末永く三陸地域の顔となってくれると良いですね。





ともかく、久慈駅から三陸鉄道北リアス線の旅がスタート。





途中、海辺で新しい堤防を建設していると思われる光景。
まぁ、あれだけの震災があったわけですから、完全復旧まではまだまだ時間がかかりそうですね。





先ほどの八戸線に引き続き、海岸沿いの海が見える地帯を走ります。





途中の陸橋からの景色。
観光列車ゆえか、景色の良いところでわざわざ停車して撮影タイムを確保してくれます。





撮影スポットその2。
確かに景色はいいけど、わざわざ停車までされると有難みが無くなってしまうのは、私が天邪鬼だからなのでしょうか。





途中、車両らしきデザインの水門。
津波で打ち上げられた車両・・・ではないとのことです。





ここでも沿岸の工事中。
今後、さらに復興が進んだ頃にまた訪れたいものです。





海を少し離れ、内陸の地帯も通ります。





途中の田老駅で、少し長い停車時間があります。
私以外の乗客も、下車してしばらく辺りの写真撮影をしていました。





久慈駅からは早くも80km程、青森からは240km以上来ました。
それでも岩手県はまだ半分ほどしか経過していません。
流石に北海道の次に広い県、岩手は巨大ですなぁ。





そんなこんなで、終点の宮古駅に到着。
駅名標がどアップになっているのは、ホームが狭かったのと、乗客が多くてうまく撮影が出来なかった為です。
まぁ、ちゃんと来たことが分かればいいや。





北リアス線を走破したところで、三陸鉄道の宮古駅を後にします。
ちなみに、南リアス線はここから離れた場所の路線の為、乗車するのは今後の機会になります。





すぐ隣にある、JR宮古駅。
ここから、JR完乗の旅を再開します。





宮古駅舎内。
山田線の下り方向の発車表示のみ、電源が入っていないのが、また哀愁を誘います。
ちなみに、山田線の宮古以降は現在不通、今後は三陸鉄道へ第3セクター化しての復旧が予定されています。
つまり、JR山田線としての復旧は無いという事。
残念な事ですが、廃線になってしまうよりマシなのでしょうね。





宮古駅発、盛岡方面行きの山田線時刻表。
見た感じ1日に8本あって、ローカル線にしては利便性がそこそこありそうな感じですが、実は普通列車すらも通過する駅が存在し、全国屈指の秘境駅としても有名です。











宮古来訪を歓迎する横断幕。
「本州最東端のまち・みやこにようおでんした」とのこと。
ようおでんした、は察するところ、「ようこそおいでくださいました」という意味でしょう。
決して食べ物の「おでん」ではないはず。多分。
(調べてみたら、要約は大体合っていました。)





今回乗車する山田線の車両は、見ての通り少し変わった雰囲気の「快速リアス」号。
ローカル線にしては珍しく、快速運転で宮古ー盛岡間を2時間程で結びます。





観光を意識してか、車体には可愛らしい?キャラが描かれています。
何でも、5体揃って「わんこきょうだい」とのこと。



 
おもっち                そばっち

 
こくっち                とふっち


あとの1体は・・・捜す時間が無くて、見つからなかったぜ。
(ちなみに『うにっち』だそうです。他が植物なのにこいつだけウニなのか。変。)





ともかく、山田線による岩手県山中を行く列車の旅、スタート。





宮古駅を出てすぐに、川(閉伊川)を横断。
そのまま、川と並走する形で進んでいきます。





山間部に入れば、川が流れ、それと列車が並走するという形式は、全国どこへ行っても同じですね。





しばし、川の風景。









途中の茂市駅。
引き続き、川を遡る旅が続きます。
例によって、ここからは多彩な川の様子をご覧ください。













・・・と、こんな感じでした。





途中の上米内(かみよない)駅。
実は、この1つ前の大志田駅とさらに1つ前の浅岸駅は、普通列車の大部分にすら通過されてしまうという、全国屈指の秘境駅として知られています。
しかし、JR東日本が来年の3月付けで廃止をすることを発表しました(12月11日報道)。
しかも、これら2つの駅は12月~3月の冬季は休業する駅ですから、今回の発表で事実上、駅としての営業を既に終了してしまったという、何ともショッキングな展開になっています。

ちなみに・・・実現するかは分かりませんが、こういった事情のある2駅が正式に廃駅となる前に、何らかの手段で訪問することを考えています。
JR完乗の戦略上は全く何の意味も無い訪問ですが、これを逃すと駅訪問が永久に無くなってしまうのですから、是非実現しようと思います。

・・・と書きましたが、実際にこの旅をしていた9月には、そんなことになろうとは全くしらなかったんですけどね。





秘境駅をあっさり通過し、山田線は終点に近づきます。





盛岡駅に到着。
一応、記録上は、現時点で乗車できる山田線は全て乗車したのですが、まだまだやり残しのある路線ですし、近いうちにまた来る事になるでしょう。

盛岡駅から次の乗り換えまでは70分間の余裕があるので、駅の外に出てみます。





盛岡駅の外観。





盛岡駅は、1982年の大宮ー盛岡間開業から、2002年に盛岡ー八戸の延伸開業がされるまでの20年間、東北新幹線の終着に位置していた駅です。
それもあってか、駅舎は重量感と風格のある佇まいとなっています。
現時点で東北新幹線は新青森まで延伸していますが、それでも盛岡駅は東北地方有数のターミナル駅として、今も活躍を続けています。





駅の周りを一通り散策して、喫茶店にて時間をつぶした後、次の列車に乗車します。
ここからは、東北本線を南下します。





盛岡発、北上行きの普通列車。
これでこの旅、乗車する列車は何本目だろうか・・・?
もはや数を数えるのも忘れるほど沢山乗車しますが、旅は夜もまだまだ続きます。





まずは、盛岡駅から乗車すること約1時間で、北上駅に到着しました。





ここ北上駅は、東北新幹線の停車駅でもあります。
さらに・・・





秋田県の横手へ延びる「北上線」の始発駅でもあります。
本来なら、昼の明るい時間帯に乗車したいところですが、これを逃すといつ乗車できるか分からないので、乗れる時に乗っておく事にします。











北上駅名標、北上線バージョン。
北上駅から横手駅までは、75分程の小旅行です。





途中、「ほっとゆだ」駅から見える湯田温泉峡の看板。
全国各地を巡っている私のJR完乗の旅、温泉につかってゆっくりする暇があるのならもう一路線乗ってしまえ、という謎の気合とともに実行している事もあり、ちっとも観光している感じはありませんね。
ただその分、色々な場所を数多く訪れることが出来ている訳ですけどね。
まぁ、完乗を達成した暁には、改めて全国の名所をゆっくりと訪れてみたいものですね。





そんなこんなで、横手に到着。
この駅には旅初日の19日以来、4日振りに到着したことになります。





無事に北上線完乗完了。
路線自体は短く、あっさり終わった感じもありますが、これでまた目標達成に一歩近づきました。
ちなみに、北上線も風光明媚な場所を通る路線ですので、また改めて昼間に乗車しに来ようと思います。





 ようこそ
 
かまくらとやきそばのまち 横手

・・・何か、微妙な組み合わせの町自慢ですな。
そう思って調べてみると、この辺りでは「横手焼きそば」なるB級グルメがあるそうです。





調べてみたら、こんな感じの片面焼きの目玉焼きトッピング焼きそばだそうです。
う~ん、料理はシンプルな構成を良しとする私には、あまりなじまない料理だなぁ。
目玉焼きを乗っけることを考えるなら、本筋の焼きそばの質を少しでも上げた方が良いだろうに、と思ってしまいますね。
まぁ、食べてもみないのにアレコレ語れませんけどね。
今回は時間の関係で食べられませんが、次に横手に立ち寄った時には、食してみたいものです。

さて、せっかく来た横手ですが、乗り換え時間はわずか16分。直ぐに今来た列車に乗り込みます。
もちろん、ゆっくりしていきたいところですが、今から乗るのが北上行き最終列車
完乗の為には、転進も止むを得ませんね。


とにかく、折り返しの列車で北上まで戻り、そのあとで再び東北本線を南下します。





22時18分、本日の終着駅である一ノ関に到着しました。





行き先表示盤には、「本日の列車は、終了しました。」の文字。
今日もまた、一日中鉄道乗り放題の長い旅が終了しました。





一ノ関駅の改札近くにある、ポケモン全開の像。
・・・何でここでポケモン?

そう思って調べてみると、一ノ関と気仙沼の間の大船渡線で、「ポケモントレイン気仙沼号」とかいうポケモン仕様の車両が走っているとのこと。
ああ、なるほど。だからポケモン推しなのか。
現在、大部分が普通となっている大船渡線に、家族で乗ってもらおうという計らいなのでしょうかね。
何にせよ、夜10時過ぎの構内には子供の姿があるはずも無く、非常に平和で静かな雰囲気の中、駅を後にします。





一ノ関駅の外観。
明日も朝早いため、早々にホテルへ向かいます。





今日のホテルも風呂が・・・ある!
・・・いや、もうそれはいいって。

とにかく、明日が旅の終了なので、今日が外での最終泊となります。
今までの人生で、5日連続でそれぞれ別の宿泊先に泊まったこと自体が初めてですね。
とりあえず、大きな事件無くここまでこれて良かったですね。

残るは明日1日、無事に自宅へ帰りつけるよう、せいぜい気をつけるとします。





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