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JR完全乗車の旅JR complete

2015年9月22日(火) 本州への帰還・津軽路の旅(1)


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東北・北海道の旅4日目。
昨日、札幌・岩見沢からの帰途に着きましたが、今日も本格的に家へ帰る旅を続ける事になります。





昨夜はホテルにて一泊、朝もシャワーを浴びる事ができて、2日ぶりに爽快な朝です。
はて、昨日は何で爽快じゃなかったんだっけ?
まぁ、いいか。終わってしまえばどうでも良い事です。

とにかく、旅も後半戦。
今日も計画通りに列車に乗車しつつ、初めての場所への旅を満喫することにします。


早朝にホテルを出て、まずは昨日も訪問した旧室蘭駅舎を再訪問します。





朝の旧室蘭駅。
やはり、明るい場所で見る昔ながらの駅舎は、独特の雰囲気がありますね。





室蘭駅の表示と時計、正面玄関。
本当は内部も見学したいところですが、この時間では開いていないので、またの機会にします。
旧室蘭駅を訪問し終えたので、現室蘭駅へ行くことにします。





現室蘭駅外観。





今日もよく晴れ渡り、景色が一段と映えそうな感じです。
現室蘭駅も、現代的でありながら派手過ぎない、良いデザインですよね。
旧駅舎のように100年持つかは分かりませんが、今後も長く歴史を刻んで欲しいものです。

さて、今日の旅はここ室蘭駅からスタートします。
まずは、近くの東室蘭駅行き6時59分発の各駅停車に乗車します。





・・・アレ? 6時59分発は「特急 札幌行き」?





ホームには、確かに特急列車が入線しています。
改めて時刻表を調べてみましたが、やはり6時59分発は各駅に停まる普通列車のはず。

そこで、駅員さんに尋ねてみると・・・

「この列車は東室蘭までは普通列車で、そこから先は特急列車なんですよ。」

とのこと。
何と。そんな複雑な運行形態があったとは!
そう言われてみると、先ほどの行き先表示盤にも「室蘭~東室蘭間は普通・・・」と表示されていましたね。

まぁ、普通列車の旅をしている私としては、乗れる列車が増える訳なので、有難い話。
わずか11分間だけですが、普通列車であってそうでないような列車の旅を堪能しました。





東室蘭駅に到着。





ここからは、室蘭本線の支線ではない方に合流し、終点の長万部駅を目指します。





今回の乗車により、室蘭本線の完乗が完了することになります。





東室蘭を出た列車は、内浦湾沿いの海がよく見える場所を走ります。





今日も青い空、青い海。
今回の旅は、どこへ行っても海がよく見える旅ですなぁ。





途中の北舟岡駅。
ホームの向こうは一面の海。
全国あちこちに海が見える駅はあるけれど、これだけ景色が開けて海が見渡せる駅はそうそう無いでしょうね。
今後、再訪することがあれば、途中下車する駅の一つとして覚えておくとしよう。

ちなみに、北舟岡の一つ前の駅は「稀府(まれっぷ)駅」。
北海道は、例によって変わった名前の駅が豊富にありますね。





室蘭本線の有珠(うす)駅。





 う す
            

            

相変わらずシュールな駅表示ですね。





次の洞爺駅。
言うまでも無く、洞爺湖への最寄り駅です。
2008年に北海道洞爺湖サミットが開催された事でも有名な洞爺湖。
ここも観光名所の一つですし、いずれ訪れてみたいですね。





列車はその後も、海のそばをひた走ります。





終点が近くなってきた頃、礼文(れぶん)駅に到着。
と、なると次の駅は・・・





昨日も訪れた、伝説の秘境駅、小幌。
もう一度降りたい所ですが、今日は行くべき所がまだまだあるので、先を急ぎます。





小幌駅の反対側ホーム。

列車は、小幌駅で多数の客を降ろし、そして多数の客を乗せて走り出します。





伝説の秘境駅、小幌駅前の様子。
・・・相変わらず人が大勢いて、風情の欠片もねぇな。

ともかく、さらば小幌駅。
次回は一人きりで、誰もいない小幌駅を堪能したいものですな。





列車は小幌駅を後にして、昨日も訪れた長万部駅に到着します。





長万部駅、3回目の到着。
それほど大きい駅ではありませんが、乗り換えの関係で、何かと縁のある駅ですね。

長万部駅では、またもや1時間以上の待ち時間があるため、またもや外へ出てみます。





外には、昨日にも実物?が登場した「まんべくん」の記念撮影セット。
あぁ~、相変わらずゆるい奴ですねぇ。





 まんべくん
 長万部町のゆるキャラ

良いキャラかどうかはともかく、「ゆるキャラ」という名前のイメージにピッタリではありますね。

そういや、昨日は頭についてるのが「ヒトデ」と書きましたが、調べてみるとどうやら「アヤメ」のようです。
・・・いや、どう見ても「ヒトデ」だろ、これ。

ちなみにこの「まんべくん」、できたのは(生まれたのは?)2003年と意外に古く、2010年からツイッターによる広報活動をしていたようです。
しかし、辛辣な内容のツイートが相次いだ為、町がツイートを委託していた会社から使用許諾を剥奪してしまい、ツイートが中止となってしまったという、割とユルくない経歴があるキャラのようです。





土産屋の玄関に貼ってあった、東京理科大学の学寮祭とやらの案内。

 テーマ
    青春は
       必修科目
           再履なし


ああ、まぁ大学も青春も留年しないように頑張れ。





長万部駅から見る、海方向。
今日も海を見に行くつもりでいましたが、予定変更することにしました。





函館方面の時刻表。
当初、ここ長万部駅発10時59分の特急に乗る予定でいましたが、それだと待ち時間が2時間もあるし、函館駅での乗り継ぎが1時間程と中途半端になってしまいます。
そこで、9時50分発の特急に乗って函館駅へ向かい、2時間程かけて観光することにしました。

ちなみに、各駅停車ではなく特急に乗車するのは、函館本線の大沼公園経由の普通列車が近い時間に無かった為です。
同じ路線の別ルートに乗車するためだけに特急乗車。
完乗の旅にはよくある事です。





長万部ー函館間の乗車券・自由席特急券。
この区間だけで4,000円近くもかかってしまうのか。
乗り放題切符がいかに破格かを実感しますね。





長万部駅ホームにやってきた特急「北斗」。





始発は札幌駅のこの列車、今回はここ長万部駅から途中乗車します。





列車が変わっても、引き続き海辺の地域を走行します。





八雲駅近くを流れる遊楽部川(ゆうらっぷがわ)。
調べてみると、秋には10万匹もの鮭が遡上し自然産卵する珍しい川らしいです。





2日前にも来た、八雲駅。
色々と思い出の残るこの地を、早々に後にします。





森駅近くにある、「明治天皇御上陸碑」。
1881年の明治天皇御幸の折、室蘭からここ森に上陸したことを記念して建てられたとのことです。
2日前には真っ暗で景色が全く見えませんでしたが、こんな感じの場所だったんですね。





途中、車窓から見える「北海道駒ケ岳」。
駒ケ岳という山自体は全国各地にあるため、「北海道」を冠しているらしいです。





別角度からの展望。
写真に残っているものはこのくらいですが、列車からの景色は沢山見えました。





大沼のほとりにある大沼公園駅。
函館本線に乗る際には、この大沼公園ルートと鹿部ルート、どちらを経由する列車なのかを確認しておく必要がありますね。





駅名標の近くにある、記念撮影用のパネル?
無地のパネルから顔を出す意味はあるのだろうか・・・?





大沼を過ぎ、列車は五稜郭・函館へと進みます。





函館、2日ぶりの再訪。





ようこそ函館へ。

函館はどん詰まりの終点駅ですから、「やって来た感」がある場所の一つですね。





函館駅近影。
ここでは130分の待ち合わせ時間(というか自由時間を確保したのですが)があるので、近隣にある函館山まで観光することにします。
我がJR完乗の旅は、基本的には淡々と列車に乗車することが目的なのですが、せっかく地方を訪れる訳ですから、機会があれば観光も適度に行う事にします。





頂上までタクシーで行っても良いのですが、せっかくなので、市電とロープウェイを使用することにします。





市電を使うのは、わずか5分・3駅分のみ。
以前、豊橋を訪れた時にも思いましたが、全国各地の市電を巡る旅もしてみたいですね。





函館の市電。
何やらカラフルで現代的?な感じなのかな。





市電の十字街駅で下車し、ここから函館山へのロープウェイ乗り場に向かいます。





途中、いかにも雷が落ちやすそうな竜馬像を発見しました。
まさに「天上天下 唯我独尊」という感じのポーズですね。





どうやら、北海道坂本龍馬記念館の一部だったようです。

 なぜ北海道? なぜ龍馬?

確かに。坂本龍馬と言えば土佐のイメージがあるので、北海道で龍馬とは意外です。

・・・で、何で? 肝心の理由が書いて無いじゃん。
「答えは記念館にて」ってやつですかね。
でもやっぱり気になるので、北海道坂本龍馬記念館HPにて調べてみます。


[ここから引用]



これは、龍馬の手紙の一節です。何の関係もないと思われる坂本龍馬と北海道ですが、龍馬の想いは新たなる大地、北海道に向いていたのです。
なぜなら龍馬は、幕府の解体により職を失う若い武士達のエネルギーを蝦夷地・北海道の防衛と開拓に向かわせようという壮大な計画を立てていたのでした。龍馬にとって蝦夷地は彼の理想と情熱を託す新天地だったのです。後年、この計画は明治新政府に受け継がれ、「屯田兵」として実現し、今日の道民生活の基礎が築かれました。
坂本龍馬は北海道の父とも言うべき人物なのです。
龍馬自身は北海道の地に足を踏み入れることはできませんでした。しかし、甥の坂本直寛氏(5代目)が龍馬の遺志を継いで北見に入り、その後浦臼に入植し、一族共々北海道の礎となりました。


[引用ここまで]


とのこと。
一見いい話っぽいけど、倒幕派の人間が、倒幕によって職にあぶれる武士を、気候の厳しい未開の地の開拓に送ろうというのも、身勝手な話に聞こえますね。
まぁ、私は歴史に暗いからはっきりしたことは言えませんし、ここには書かれていない色々な背景があるのかもしれませんけどね。





写真右上には、函館山頂上が見えています。
また、左下には頂上行きのロープウェイも。

ちなみに、函館駅はコインロッカーが満杯で、荷物を預けられませんでした。
なので、重い荷物を持参しての登山となります。
・・・むぅ、長万部ですらロッカー確保できていたのに。
まぁ、無いものは仕方ないか。





山頂へのロープウェイ乗り場。
大人125人乗りのゴンドラが10分おきに発着しており、利便性は結構高いです。
なお、先日も紹介したように、函館山からの夜景は特に有名で、ロープウェイも昼間より夜のほうが混雑するとのことです。





往復の搭乗券を購入。運賃は、片道辺り600円。
もちろん鉄道よりは割高ですが、タクシーよりは大分安いので、函館山へ行く際には是非利用しておきたい交通機関です。





ロープウェイ乗り場自体が高台にあるのですが、そこからさらに上昇。
高低差278.5mを3分間で登りきります。





函館山の山頂からの景色。
おぉ~、言うだけあって流石に良い景色ですね。
テレビなどでもよく見る、おなじみのロケーションがまさにここだったわけですね。





東方面、渡島半島の先端方面を望みます。





こちらは西側の木古内方面。
今見えている湾の向こう側に、列車で向かう事になるはずです。

山頂で30分程、景色を眺めた所で、下山することにします。





帰りも3分で、下山完了。
ロープウェイ乗り場からは、タクシーで函館駅へいきます。
当初は、来た時と同じく市電に乗るつもりでしたが、荷物が重いし、時間もギリギリになってしまうので、ここはタクシーを使用して函館駅に向かうとします。


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