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JR完全乗車の旅JR complete

2015年9月19日(土) 過去最北を目指す旅


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ついにやってきた、5泊6日にもおよぶ列車オンリー(一部を除く)の大旅行。
言うまでもなく乗りっぱなしのこの旅、何よりダイヤの乱れなく、予定通り無事に終わる事を願います。
当然ながら多くの路線を完乗、さらに2つの有名な秘境駅への訪問を予定しています。
はやる気持ちを抑えながらも、ここまで来たら予定通りの行程を淡々と消化していこうと思います。





使用する切符は、昨日も使った「北海道&東日本パス」。
残り6日分、最大限活用します。





今回の大旅行、出発はおなじみの横浜駅です。





今まで何回も訪れたこの改札から、旅のスタートです。





まずは、6時15分発の上野東京ラインに乗車し、終点の宇都宮をへ向かいます。
今回の旅は、本日の表題にもあるとおり、とにかく「北を目指す」旅となります。

まぁ、使っている切符からして、大体どこを目指しているのかは察しがつくんですけどね。





横浜駅から約2時間、終点の宇都宮駅に到着。





宇都宮駅の外観。
今まで、新幹線で通過等する事は何回もありましたが、下車するのは初めてですね。

ここ宇都宮と言えば、まず思いつくのが・・・





何と言っても「餃子」。
駅前を始めとして、あちこちに餃子を宣伝する看板等が目に付きます。





ざっと見渡しただけでも、餃子の店が3・4軒は見当たります。
やはり、「餃子の街、宇都宮」は健在のようですね。

ただ、近年はその「餃子の街」の座を静岡県の浜松市に奪われつつある、というのも有名な話。
総務省の家計調査によると、2014年の宇都宮市の1世帯辺り年間餃子購入額は4,189円。
一方の浜松市は4,363円との事で、直近の2014年も餃子の街日本一は浜松市でした。
(ちなみに、2013年は宇都宮、2012・2011年は浜松市が日本一でした)
まぁ、浜松市は餃子にこだわらずとも、浜名湖やうなぎなどの名産もあるので、日本一になれなくともどうと言う事はありませんが、他にこれといった強みに欠ける宇都宮市としては死活問題。
様々な徹底抗戦を構えるも、今回の結果となってしまい、一部には日本一の餃子の街を狙うのを諦める空気もあるのだとか。

何にしても、餃子に街の行く末を託す街、宇都宮です。





そんな餃子まみれの街にせっかく来たのだから、名物を食していくとします。
今日は朝4時起きで早くも空腹だし、朝8時台にも開いている店を事前に調べておき、入店します。





ここは、「オススメ3種(海老・シソ・普通?)餃子盛合わせ(18ヶ)」を注文します。
本当は、右側の「餃子いろいろ十二種食べくらべ」を注文し、様々な味を堪能したいところですが、中には「激辛味」もあるようなので、やめておきました。
始まったばかりの旅行で、内臓にダメージを与えて続行不可になってもバカらしいですからね。





客が少ないのに何故か20分以上も待たされた後、ようやく注文の品がやって来ました。
お味は・・・うん、やっぱり美味い。
追加でご飯物も注文したいところですが、また20分待たされると列車に間に合わなくなるので、やめておきました。

10分もかからずたいらげ、駅に戻ります。





駅近くにある、「餃子の像」。
・・・シュールなだけで、何の魅力も感じねぇなぁ。
こういうので話題づくりするのなら、もっと観光客に来てもらう・楽しんでもらう地道な努力をしなさいよ、浜松市のように。

とにかく餃子に一喜一憂する楽しい街、宇都宮を後にします。





続いての乗車は、引き続き東北本線を北へ向かう、黒磯行きの列車。
この辺りから列車の編成は短く、一方で観光客も多い為、席に座れずにお立ち状態が続きます。





約50分間で黒磯駅に到着。





すぐさま郡山行きの列車に向かいますが・・・
写真を見ての通り、やっぱり人が多く、座席への着席は期待できませんね。
まぁ、列車に乗れさえすれば何でもいいか。





車窓に広がる、田園風景。
この辺りは、そろそろ刈り入れの時期なんでしょうかね。
東北地方は米どころが多いので、今回の旅ではこういう風景を沢山見ることになりそうです。





天気は見ての通り晴れ(多少の雲はありますが)。
天候ばかりはどうにもなりませんが、せめて昨日のような大雨にはなってほしくないものです。





黒磯駅から1時間程で郡山に到着。





次なる列車は、東北本線の福島行き。
今日は、どこか特別な所へ行くというよりは、明日への布石の為にひたすら北を目指します。





ここでも広がる田んぼ。
見ていて全く飽きない風景です。





阿武隈川の支流である荒川(東京でない)を渡ると、すぐに福島駅へ到着しました。





以前(今年の4月26日)にも訪れた福島駅。
これからしばらくの間は、4月の旅に乗車済みの区間を走行することになります。





ここまでは東北本線を北上してきましたが、ここからは奥羽本線に乗車します。





平地から山がちな風景に移っていき・・・





山間部を走行。
しばらくすると山下りが始まり・・・





また田園風景の平野が広がってきて、終点の米沢駅に至ります。





米沢駅では3分間での接続となり、駅名標を撮影する間もなく、次の山形行きへと乗り込みます。





先ほどまでは青空が広がっていましたが、少しずつ雲が広がってきました。
一応、折り畳み傘は持っているものの、荷物も多いから、なるべくなら降らないでほしいですね。





途中、因縁の山形城を見かけます。
そういや、4月26日の旅で「最上氏を捻り潰しておく」と意気込みましたが、仕事が忙しくてそれどころじゃありませんでしたね。
まぁよい、今は見逃してやるが、いつかまた叩き潰すとしよう。





山形城を通過後、程なくして山形駅に到着。





山形駅からは、引き続き奥羽本線に乗車し、新庄駅に至ります。





新庄駅に到着。





ここ新庄駅では65分間の乗車待ちがあるため、この辺で食事をとることにします。
新庄駅で食事・・・と言えば、以前(4月25日)の事を思い出しながらも、スマホで食事どころを検索します。
・・・が、午後4時台という微妙な時間のため、飲食店の多くはやっていません。

だから、新幹線の到着駅なのに飲食関係が弱いんですよ、この街。
観光客を多く呼び込もうと思ったら、まずは食の充実。
様々な街を訪れている私が言うのだから、(多分)間違いない。

この街に飲食店が無いのは分かってはいたけど、あまり時間に余裕も無いし、何か食べないことには始まらないので、駅構内にある店で用を済ませます。





この辺りで一番美味しい、と自己推薦しているラーメン屋にて食事。
お味は・・・ ふむ、確かに悪くは無いけど、味がだいぶ薄い。
まぁ、期待度に対する結果としてはこんなところか。





満足度はともかく、お腹はそこそこふくれたので、ここからさらに北を目指します。
引き続き、奥羽本線に乗車します。





次の列車は新庄発、秋田行きの列車。





2両編成のワンマン列車。
乗車時間は、何と179分間
およそ3時間、この列車に乗車してひたすら先を目指します。
しかも、もうすぐ日没ということもあるし、後半戦は睡眠タイムだろうなぁ・・・。





新庄駅を出てほどなくして迎えた、夕暮れ時。





あぁ、せめてずっと景色がみられれば、長い乗車時間も全く苦でないのに・・・。





そんな願いもむなしく日は没してしまい、今日も景色を楽しむ時間が終わってしまいました。

その後、すこし仮眠をとったり、暗い外を眺めたり、スマホを操作するなどして3時間が経過し、終点の秋田駅に到着しました。





そういえば私、秋田県に来た事自体が初めてでしたね。
そもそも、今までの北限が先ほどの新庄駅くらいだったし。
(調べてみたら、正確には4月に乗車した陸羽東線の大堀駅が最北だったようです。
 北緯38度45分57.25秒)
無論、この旅ではもっと北を訪れることになります。





乗り換え時、駅の構内で見かけた、秋田新幹線「こまち」の模型。
ほう、「こまち」ってこんな感じのデザインだったんだ。
こっちの方まで来たのも初めてだったから、全然知らなかった。





同じく、駅構内にあるSLの模型。
どうやら、「SLあきた路号」というSL列車が運行するがあるとのことで、今後機会があれば一度は乗ってみたいですね。
・・・でも、乗り心地は今の電車の方が格段にいいんだろうなぁ。





在来線ホームに降りた所、向かいの新幹線ホームに停まる「こまち」が見えました。
今後、近いうちに秋田新幹線も完乗する予定なのですが、それは今回の旅とは別の話。





ここ秋田駅からは、引き続き奥羽本線の大館行きに乗車します。
ただ、この列車は終点までは乗車せず、途中で下車します(明日の予定もあっての事)。





大館行き奥羽本線の列車。
奥羽本線は全線開通から今年で110年を迎えるらしく、何だかイベントが催されているとの事。





乗車した列車の車内には、
奥羽本線110年の歴史を振り返る なつかしのギャラリー列車
と題して、奥羽本線の歴史を解説する写真などが飾られたりしていました。
・・・と、そこまではいいのですが、この日は写真の通り満員状態。
とても110年の歴史を振り返る場合ではなく、車内での姿勢を保つのでやっとの状態でしばらく過ごしました(荷物も多いですしね)。

秋田を出発して、駅に停車するごとに少しずつ乗客が減っていき、そのうち空いた席に座る事もできました。
秋田から1時間ほど乗車して、途中の東能代(ひがしのしろ)駅で下車します。





東能代駅からは五能線に乗り換えて、すぐ隣の能代駅まで乗車します。





五能線の列車。当然ながら非電化です。





能代⇔東能代の1駅間を往復する列車。
行き先表示も、恐らくは昭和時代から使っていると思われる代物。
あぁ、この列車は一体いつからこの区間を延々と往復しているんだろう?
そんな壮大な?想いを持たせてくれる列車です。





乗車距離はたったの3.9kmのため、わずか5分で終点の能代駅に到着しました。
時刻は21時半を過ぎており、本日の乗車はこれにて終了となります。





能代駅のホームに降り立ってすぐに目に付くのが、
バスケの街・能代」
と書かれたバスケットゴール。
何でも、地元の秋田県立能代工業高等学校はバスケの強豪校らしく、全国制覇を50回以上も成し遂げているのだとか。

駅のホームにバスケのゴールがあるというのも、なかなか面白いものですね。
安全性のためか、見渡す限りボールは置いていませんでした。





能代は、先ほどの「バスケ」と「温もりのある木」?の街だそうです。





駅の外に出て、本日の宿へと向かいます。
駅前にわざとらしく停車しているタクシーを、当然のことながら無視して、徒歩でホテルを目指します。
旅の基本は自らの足で歩く。タクシーは(よっぽどの事が無い限りは)使いません。
・・・と言っても、今後必要な時にはきちんと使いますけどね。





スマホで方角を確認しながら、駅を離れます。





都会とは異なり、一本路地に入ると真っ暗な「闇」が広がる道路沿い。
ここ最近、こういう「闇」を実感することって無かったなぁ。
如何に都会がどこへ行っても明るいかを、改めて実感しました。

途中、コンビニで明朝の食料を調達して、ホテルに向かいます。





途中、踏み切りにて列車の通過待ち。
そういえば、完乗の旅で踏み切りでの列車通過を待ったのって初めてですね。
まぁ、いつもは乗ってる側の立場なんだから、当たり前か。
あとは、都市部だとそもそも高架が多くて踏み切りが少ないので、待ちなれていないというのもあるのか。

普段住んでいる都市部との違いをさらに実感しつつ、無事にホテルへ到着しました。





ホテル周辺の閑散っぷりからは予想できないほどの、部屋の立派さ。
これで1泊5,400円ならば、上出来です。
明日の完乗計画を遂行する為の場所としても、絶好だし。

何にせよ、明日以降の旅に備えて、カバンの中の荷物整理などをしておきます。





今回の旅で活躍するのが、こちらのUSB出力バッテリー。
値段は3,000円程にも関わらず、容量は13200mAhの大容量。
それはどのくらいのものかと言うと、私が今使っているiPhone3GSが6回満タンに充電できるほど。

いや〜、3GSは6年間使用していて電池の持ちも悪いので、いつでも充電できるこのバッテリーは必須ですね。
今回、5泊6日の旅で充電の機会も限られている為、バッテリー関係で困らないように購入しました。
また、使用しているカメラの電池も3個用意しているものの、使い切ったそばから充電しなおせる本アイテムは大いに活躍してくれそうです(実際してくれました)。
バッテリーそのものの充電は毎日の宿泊時にできますし、これで今回、電池切れで不便な思いをすることは皆無でしょう。


その他、衣類などの荷物を整理した後、明日に備えて23時頃に就寝したのでした。





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